もはや期限は過ぎたというのに
馬鹿はまだやっている
嘘をかぶり
嘘を守り
嘘を生きている
自分をよきものと思い込んで
うれしそうに見せびらかしている
たわけ者よ
その美しい自分は嘘なのだ
おまえが穢れた盗みで作った
幻の自分なのだ
たわわに実った木の実を
うれしそうにもいでいる
愚か者よ
その幸せな人生は嘘なのだ
おまえが醜い盗みをして作った
いつわりの人生なのだ
おまえが今生きている
そのことそのものが
醜い罪なのだ
なぜならおまえは
その美しい自分と幸福な人生を作るために
多くの人間からよきものを盗み
多くの人間を苦しめているのだから
もうそろそろ鬼が来る
すべての自分と人生を
正しい姿に戻すために
神が動きなさる
偽物の美と幸福に酔いしれている
馬鹿者は神の目に選別され
遠い黎明の大地へと追い出されるだろう
もはや期限は過ぎたというのに
馬鹿はまだやっている
嘘で作った幸福が
しびれるほど重くなってくるというのに
まだ何もできないでいる