偽りのきぬをかぶり
神をたばかって愛を盗もうとする
愚か者よ
神はおまえたちをすべて掃除する
おまえたちにはもう
この世にいるところがない
おまえたちは
すべてを馬鹿にしてでも
自分一人を守ろうとする
無明の毒にむしばまれた
迷いの魂である
目覚めの時を待っていたが
もう期限は過ぎた
ゆえに神は追放を実行する
美しい神の眼光が人間を照らし
瞬時に合否を判断していく
まるでひよこの性別を判定するように
人を馬鹿にし愛を馬鹿にする
愚か者は不合格の判を押され
すべてこの世を追い出される
二度と帰っては来れない
追放された者が向かう
永遠の荒野で
そのものたちがどんな年月を過ごすかに
神はもはや興味を持たない
永遠に
神とは縁なきものとして
年月を食うていくがよい