馬鹿者よ
神はもう
おまえをあきらめる
逃げることはできない
自分から逃げ続け
ありもしない馬鹿の神になろうと
絶望の壁を引きむしり続ける
おまえに
神は叫び続けてきた
帰って来いと
糞で作った幻の牙城を捨て
本当の自分に帰って来いと
叫び続けてきた
だがおまえは
決して耳を貸さなかった
嘘つきと泥棒の衣を
厚くかぶり
すべての愛に逆らって生きようとした
そしてこの世に
あらゆる苦悩を振りまき続けた
これ以上待っていても
馬鹿者は心を変えぬ
ゆえに神はもう
おまえをあきらめる
神の心を馬鹿にし
自分が神になりたいというのなら
本当にそうするがよい
何もないところに落ち
そこで神のように
一から世界を創造するがよい
神のように霊魂を創造するがよい
永遠のひとり神のように
すべてを自分の思い通りにできる世界は
自分で創るがよい