嘘で造った
巨山の上で
栄光の人生を食っている
馬鹿者よ
ダイヤの岩のように
馬鹿らしいもので
頑丈に造り上げた幻が
崩れないまま
馬鹿になってくる
流行おくれの音楽に合わせ
愛の幸せのふりをした
妙な踊りを踊っている
そのさまを
万人の目が
冷たく眺めている
あれらはみな
嘘なのだ
うわべだけの栄光の人生を
人に見せつけるために
裏で馬鹿なことをしている
汚い猿なのだ
正体を見破られた猿が
巨山を降りることもできず
下手な芝居を続けている
そのさまが
あまりにも滑稽な神話になる
嘘で造った巨山の上で
猿が神のふりをして踊っている
そのあまりの馬鹿らしさに
すべての人間が逃げてゆく