昨日の夜
おまえが一人の密室でやっていたことを
誰も知らないと思っているのか
逃げることはできない
自分から逃げるために
おまえが陰でやっている
あさましいことを
誰も知らないと思っているのか
小さな秘密の鍋の中で
かき混ぜていた毒を
人の魂に塗って
すべてを馬鹿にしていたおまえを
道端の草が知っていた
その噂は水紋のように世界に広がり
神の耳にも届く
おまえは
人間すべてを馬鹿にして
自分のために利用できる
家畜のようなものにしようとしたのだ
誰も知らないと思って
内臓の奥に隠していた罪を
神の指が突き刺す
そしてそこから
苦い癌の芽が発生する
人の美を盗み
人の福を盗み
自分ばかり美しくして
神の名を騙り
世間をだまそうとしてきた
おまえの中に
矛盾の命が芽生える
猛烈に苦い
運命の林檎が落ち
嘘で贅沢に着飾った
おまえの頭を割るだろう