犀の角のように
ただひとり歩めとは
愛に従って生きなさい
という意味だよ
森の中をひとり
自由に歩いていけば
自分の中からふつふつと
愛がわいてくる
ああみんなのために
何でもしてあげたいと
そう思う
それがわたしは
実に幸せだったのだ
その幸せをみなに分けてやりたい
ともしびを移すように
愛をみなの心にともしたい
それがわたしの願いだったのだ
わたしは
愛を馬鹿なものだと
言った覚えはないよ
この世をむなしいものだとは
言った覚えはない
森があり空があり
風があり光がある
美しいこの世界を生きることは
この上ない幸せだった
みなを愛する心の中にいる時
本当の幸せはこのことなのだと
みなに教えたかった
愛こそが
みなの心を幸せにみちびく
永遠の真実なのだと
教えたかったのだ