月の岩戸

世界はキラキラおもちゃ箱・別館
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ゲンマ・19

2016-05-21 04:20:16 | 詩集・瑠璃の籠

北は8 南は3
神は壺を振り
金のさいころを
各地に降らす

馬鹿の魂に糸を通し
真珠のように連ね
シジフォスの荒野へと
引いてゆく

木々は叫び
花々は歌い
地上をのし歩く
巨霊の軍をたたえる

森の奥に眠る
カモシカのしとねに
人類の未来は
眠っている

シリウスが
目を覚ます




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ベクルックス・42

2016-05-20 04:23:39 | 詩集・瑠璃の籠

馬鹿な男というものは
女性を馬鹿にして
女性に逃げられて
ああつらい苦しいと言って
また馬鹿なことをする
そういうことを繰り返すものです

今度はうまくやろうとして
人から富と美を盗み
良い男の振りをして
金や権力で女性をおびき寄せようとするが
本当に愛する女性は寄ってこない
なぜなら 男が愛する女性とは
そういうものを欲しがらない女性だからです

いつの世にも
嘘でうまくだまして
女性を得ようとして
馬鹿な失敗をし
その穴埋めをしようとして
また馬鹿なことをする
そして自分が
だんだんだめな男になってゆく

それを無理にひっくり返そうとして
正しいことを間違いだと叫び
自分が正しいことにするために
あらゆる馬鹿をやった
その結果 自らの手で
愛する女性をすべて滅ぼしてしまった

それが馬鹿な男のやったことです




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アルデバラン・32

2016-05-19 04:19:17 | 詩集・瑠璃の籠

人間が守ってきた
嘘の牙城が崩れる

それがばれてしまったら
あるいは
嘘だということを
自分でごまかすことができなくなったら
すべては終わりだという
嘘がすべて崩れる

すばらしい人だと思っていた人間は
人から盗んだもので作った
ただの張りぼてだった
簡単な仕掛けで作った機械に
入れるソフトを抜けば
何もできなくなる阿呆だった

人間の文化を生んでいた
大元の存在が活動をやめれば
嘘の世界は一気に滞っていく
それは魂の酸欠状態につながっていく
まだわかりはすまい

おまえたちの世界は
真実の世界が手を引けば
一気に崩れていくのだ

われわれはおまえたちの手から
誘拐されていた愛の嬰児を奪い返し
二度とその手には戻さない

おまえたちは永遠に
馬鹿になるだろう




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フェクダ・6

2016-05-18 04:23:26 | 詩集・瑠璃の籠

子供たちは
神のいない祭りに向かって
ぞろぞろと歩いていく

ある者は意気揚々と
ある者はうなだれて
ある者は空元気を空にぶつけ
子供たちは
人工太陽が照らす広場へと
歩いていく

傷つき 尾を垂らした負け犬に
したがってゆく者だけが
救われるだろう
人工太陽の嘘を拒否し
日陰を選ぶ者たちが
次の光を見出すだろう

だが多くの子供たちは
明るい人工太陽を選び
その光を浴びてすくすくと育ってゆく
そして
まるで王子のように美しい
馬鹿になってゆく




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フェクダ・5

2016-05-17 04:19:55 | 詩集・瑠璃の籠

やがて来る新しい人類は
人間として地球に存在するために
もう準備を始めています
そのために
それまでやっていた創造活動から
徐々に撤退し始めています

それはあなたがたの世界に
気づかないほどの微妙な変化を
もたらすでしょう
彼らもまた
地球創造活動に寄与していたからです

やがて地球に到来し
あなたがたと共に生きることになる
新しい人類を
青人類と呼びなさい
それは青年の人類という意味です
あなたがたはまだ15歳の少年期だが
彼らは青年期に達しているのです

彼らの存在は
あなたがたに新たな個性を教えるでしょう
そのどうしようもない差に
あなたがたは目眩を起こすかもしれません
だが受け入れていきなさい
それができないという者は
もう地球に生まれてくることはできません

人類は万物の霊長ではありません
まだごく若い段階の霊魂なのです
あらゆる経験をなめて
これから大きく育っていかねばならない
神の作り上げた新しい学習課程に慣れ
その中を果敢に生きるべく
立ち向かっていきなさい

人類の自己のすばらしさを信じ
あらゆるものから自分を学び
無限の時を生きてゆくべく
今の自分の力を
破っていきなさい




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アークトゥルス・18

2016-05-16 04:22:12 | 詩集・瑠璃の籠

憂いとは潤いである

馬鹿は魂が乾ききっている
悲しむことができない
だから愚かなことを平気でやれる

影で激しく馬鹿にしている人間に
表向き笑顔を整え
伏してお願いたてまつる
などと言うことが
平気でできる

人間などそんなものだと高をくくり
背後で壊れていく自分の骨の音に
まったく気づかない

愛を馬鹿にしている者は
愛を頼ることができないという理屈を
平気の平左で飛び越えていく
何もない砂漠に
三分で森を作ってくれと
平気で頼む

悲しむことができないということは
魂が愛に飢えきったということである
欠乏を超えた虚無に落ちたのだ
それが常識となったとき
乾いた石のような自己存在ができる
次元の低い欲望を燃やし
動いているだけで
まるで心が見えないという
恐ろしい馬鹿になる

それは深淵に落ちるまでの短い間
地上に灯る幻の光である




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ゾスマ・27

2016-05-15 04:25:56 | 詩集・瑠璃の籠

最後のサタンの魔法が切れた

昔 サタンとその仲間は
人間の本質の美を語る
神の珠玉に糞を塗り付け
それが馬鹿なものに見えるようにした

誰も知らない
夜明けの薄闇をかすめて
彼らはその所業をした
神の愛を嘘にするために
すべての人間の美に糞を塗り
それであらゆる悪魔をだまし
悪の栄こそ人類の未来だと信じ込ませ
人類史を暴虐で満たした

ユダヤ人の虐殺も
スターリンの粛清も
それで起こったことなのだ

神はそれを知らないはずはなかった
ただサタンが自らそれをやめるのを
長い間待っていたのだ
だがサタンは決してそれをやめなかった
そして天使が真実の糸をひき
人間の真の美を開いたとき
サタンの恥知らずな嘘が
とうとう万民の前にばれたのだ

神々の復讐が始まる
悪魔の糞を洗い流し
真実の美を清め
盗まれた財宝を取戻し
われわれは
馬鹿を打ちのめす




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フェクダ・4

2016-05-14 04:45:23 | 詩集・瑠璃の籠

気をつけなさい

地球の免疫系が
人類を異物と判断した

総攻撃が始まる

身の周りに起こる現象を
見つめていき
これまでと違うと感じることを
記録していきなさい

行けると思っていた所に
行けなくなる
できると思っていたことが
できなくなる

人にやってもらっていたことが
やってもらえなくなる
自分でやらなければならないことが
増えてくる

すべては
あなたがたが
愚かなことをやりすぎ
やらなければならないことを
何もやらなかったからだ
もう悔いても遅い

これが天然革命である




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フェクダ・3

2016-05-13 04:53:45 | 詩集・瑠璃の籠

救いの扉に
裏口はありません
金品をやると言ったり
殊勝に反省しているという芝居をしたりしても
閉じてしまった扉は
二度とは開きません

なぜならそれは
閉じてしまったとたんに
もう扉ではなくなるからです
閉じてしまった入口は
もう永遠に消えてしまうのです

天使がひとり消えてしまったと同時に
その愛が消えてしまったからです
自己存在の真実を焚きあげ
人間の救いを立ち上げていた
その事業を行っていた
愛が消えてしまったのです

あなたがたは
どんなにがんばっても
その扉をくぐることはできません
泣いてもすかしても
ずるをやってくれる役人ややくざ者を探しても
もうどうにもなりません
不可能なことは
絶対に不可能だからです

あなたがたに残された道は
素直に自分の間違いを認め
神やその他の存在に謝るために
自己存在の中にある道標を見出し
それにしたがって
自ら真実の世界に帰っていくことです

列車が行ってしまった後の道を
自分の足で歩いていきなさい
あなたがたに残されたものは
もう自分しかない

近道を探して
謀略を図れば
また深い闇の中をさまようだけです
開かない扉を開けようとして
同じことを繰り返すだけなのです

自分の間違いを認め
もう帰っていきなさい
それが今どんなに苦しく
みじめなことに思えようとも
その苦しみの中に
自分を投げていきなさい

そうして初めて
あなたがたは
自己存在の真実の幸福を
知ることができるでしょう





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カノープス・24

2016-05-12 04:52:14 | 詩集・瑠璃の籠

愛は
限界を超えても
限界を超えても
限界を超えても
あなたがたの暴虐に耐えてきたが
もはやこれ以上はとても耐えられないという
究極の限界に達した

あなたがたの存在に
愚か者という刻印が押されぬように
天使を代表するすべての愛の存在が
何度も何度も教えてきたが
あなたがたはとうとう
あらゆる制止の手を振り切って
愚か者の荒野に落ちた

たったひとつの真実を
認めたくなかったがために
世界中を嘘で満たし
嘘で新たな世界を作り
そこで永遠の支配者になろうとした
そうすれば
すべての罪から逃げることができると

たったひとつの真実とは
自分の方が悪かったのだと言うことだ
そんな簡単なことさえできなかった
それが苦しくて
あなたがたは何万年の月日を
逃げ続けたのだ

愚か者よ
自己存在の真実から逃げ
虚無ですべてを塗りたくり
世界を滅亡で焼こうとした
叛逆者よ
その傷を永遠に背負い
生きてゆくがよい

存在は消えることはできない
逃げれば逃げるほど
あなたがたの感覚はあなたがたを苦しめるだろう
虚無の支配する幻の王国に
向かう足を止め
真実の世界に帰ってくる
それを自らの力でやりなさい

自らの心と知恵を使い
新生の門を振り返り
背を向けていた世界に戻ることを
決心しなさい




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