4CATS

この平穏退屈な日々にもそれなりに感動って在るもの。

ミスタードーナツ

2010-03-21 22:05:50 | こんなもの食べました
CMではよく見るのに、とんと見かけないのがミスタードーナツ。私の住んでる地域では全く縁がない。

福岡では駅のあちこちで見かけました。
博多駅で見たので、CMを見てずっとずっと食べたかった夫が買いに走りました。
10個セットで売られていた箱を手に戻ってきました。
店では、なんとレジの前に30人くらい人が並んでいたとのこと。横でその10個セットを販売してたのでそっちを買ったそうです。


ホテルに帰って、早速パクリ。

安いのに美味しい
どれも素直に美味しかったけど、特に気に入ったのはポンデリング。
ポンデケージョ好きな私にはこの食感とかけてあるハニーの味がたまらなかった

はあ、、また食べたいよ~

福岡二日目

2010-03-21 21:59:48 | 旅行記
ホテルでの朝食、それって私にとって一番至福の時なんです。

なのに、なのに、全然、全然ままならない。

その原因は、そう、うちのやんちゃ坊主君(一歳4ヶ月)
一秒たりとも席でじっとしてくれる気はないらしく、結局てんやわんやで何とか少しは食べさせた後は、夫婦交替で一人ずつ食べました。

こうなってくると、なんだかんだ慌しくて、あんまり食べた気がしないのが残念です。
せっかくステキな朝食なのにね。(ビュッフェ形式ですが、注文に応じて作ってくれるオムレツが美味しかった朝食をランチに変更することが出来るのも◎)


二日目、夫のお父さんと弟さんがホテルに会いに来てくれました。

夫が帰省したのは覚えてる限り8年ぶり。(正確にはいつが最後か忘れてしまったみたい)
そりゃあ積もる話もあるだろうと、親孝行もしたかろうと、ホテル内の鉄板焼きの店でランチをしました。その際、私と子供は遠慮しました。行っても、朝食のようなことになるに決まってるので、その間、二人で海浜公園でランチして(これがまた地獄のランチで3分くらいで食べることになった)遊びました。

夫たちがランチ終了して、ラウンジで焼酎飲んで夢中でおしゃべりしてるところに合流。
部屋で寛ぎました。

私とお義父さんと弟さんとはなんと今日が初顔合わせ。とはいえ、気張ったところもなく、なんかもう既によく知っている人のようにお互い普通に話したりして過ごしました。

途中、子供がぐずったので、私は抱っこひもでホテルの敷地内の芝生や海辺をブラブラ。
まもなく眠った子供と共に海辺のベンチで一人。こんな時もIPHONEがあれば退屈知らず。夕暮れ時の海辺を満喫しました。

夜、駅まで送りに行った際、夫大号泣。お父さんも、弟さんもつられて泣き、見ていた私も涙せずにいられませんでした。
ホテルのある海の中道駅は、無人駅で、カンカンカンカンという踏み切りの音が自然とお別れの合図となります。こんなシチュエーションでは、ああいった踏み切りの音は効果抜群。一層涙をそそりました。

ホテル ルイガンズ

2010-03-21 21:32:20 | 旅行記
福岡ですが、ホテルは全室オーシャンビューというホテル ルイガンズに宿泊しました。

HPを見てて、かなりステキっぽいとは思いましたが、実際本当にステキでした。

到着した夜は土曜日で、花火が打ちあがるかもと書いてあったのですが、着いたのが8時過ぎてたので、もう上がっちゃったかな?と期待せずにいたら、9時頃、急に目の前にドドーンパラパラ。


もう、、、めちゃくちゃ感激。本当に目の前に特大の花火がドドーン。
キレイだし、快適だしでもう言うことなし。

スタンダードの部屋だったけど、部屋は広いし、目の前に海が広がり、その向こうには対岸の明かりがきらきら瞬き、真下はホテルのプールが煌き、最高にロマンチックでした。

行ったことないけど、まるで気分はハワイまたはドバイ?な感じ。

ホテルは福岡市内からは若干離れているものの、(中心部から電車で40分程。)海の中道駅からは歩いて3分程で、その駅前に超超巨大な海の中道海浜公園、マリンワールドがあり、ホテルの敷地内と敷地外も広大な芝生が広がり、もちろん目の前は海で、観光フェリーなんかも出てたり、何面あるんだ?っていうようなテニスコートもあったり、なので子供連れが多く泊まってました。
結婚式もやってるとこ見たけど、ステキだった~ここでなら、挙げてみたいかもと思わせた。


なので、今度はぜひ夏に来たいな。ステキなプールもあるしね

帽子展

2010-03-21 21:08:22 | 私のお気に入り
3月7日から12日まで実家の画廊で帽子展を開催してました。

HPの感想にも書いた通り、知ってるようで全く知らなかった帽子の世界を教えてもらった感じで、それはそれは女性にとって夢のようなステキな展示会となりました。

販売もしてたので、私はまずひとめ惚れした麦わら帽子を買うことに。(正確には、頂きました。)ちょうど夏に向けて、麦わら帽子が欲しかったのです。これはデザインが変ってて、まさに理想以上に理想な帽子で、何通りにも被れて、目立つのにあまり抵抗なく被れるのも気に入ってます。

そのほか、我が家では3つ買いました。買いすぎかもだけど、どうにも選べなかったので。


今回この帽子展でいろいろな帽子を見ているうちに、ふと私の大大大好きな映画の“風と共に去りぬ”を思い出しました。
この映画の中で、主人公スカーレットは実にいろんな帽子を被ります。
園遊会でのあの有名なグリーンの花柄ドレスに合わせて被った麦わら帽子や、喪服に合わせて被った帽子、それからレッド バトラーから贈られて前後わからず被る帽子。
この時、前後逆だよ、と注意され、スカーレットが言ったセリフを急に思い出しました。

「最新流行の帽子の被り方もわからないなんてね。」

展示会の写真をUP出来ないのが残念(このブログに載せるには、サイズが大きすぎたみたいです)ですが、まさにあんな世界だったんですよ。

また今回、帽子の先生のお客様として、色々な女優さんもいらっしゃった中、なんと私がものすごく会いたいと夢見ていた檀一雄の“火宅の人”のモデルになった女優さんがお見えになりました。ものすごく残念ながら、私は寸差でお目にかかることが出来なかったのですが、何も知らない母は普通に話をしたそうです。先生の顧客だとは耳にしていたものの、まさか本当に足を運んでくださるとは思わず、話を聞いてただただ興奮し感動に包まれてしまいました。まさか私の家に来ることがあるなんて。

やっぱり、強く願ってることってどこかで叶ったりするんだなあと実感しました。
感動は今もずっと続いています。


能古島で

2010-03-21 13:37:02 | 旅行記
先週の土曜日から火曜まで4日間、夫の故郷である福岡に帰ってました。

子連れ旅行は去年の箱根以来、本格的なのは初めて。飛行機の中で果たしてうちの暴れん坊が大人しくしていられるか不安でもありましたが、いざ出発。

国内線だから、と甘く見てた私が悪かった。
機内持ち込み不可のベビーカーを事前に預けることさえ出来ず、定刻5分前に乗り込み、ほっと胸を撫で下ろす間もなく、到着まで格闘すること2時間。ほんとに全部を甘く見すぎてた私が悪かった。オモチャもろくに用意せず、お腹も減り、眠気もあったはずの息子。でも未知の場所で興奮しっぱなしではしゃぎまくり。だけど、眠気が我慢できなくなってたのと、着陸の耳の痛みが一緒になって、着陸までのおよそ15分を火がついたような大泣きで過ごし、(周りの方、本当にすみませんでした。)もう私たち親はここまでで、どっと疲れてしまいました。


到着後に夫の家族に連絡した後で、この日は天気が良かったので、福岡に行くならぜひ行ってみたかった能古島へ。(今話題ですね・・)

能古島は、福岡の姪浜という渡船場からフェリーで10分。
そこは、大好きな作家 檀一雄が晩年を過ごした場所でもあります。

フェリーから降りると、何とも長閑な島の風景。
とりあえず周りをウロウロしてるうち、子供がベビーカーで寝てしまったので、渡船場内の小さな売店兼飲食店でサザエ丼と、夫お薦めのマルテンうどん(福岡では定番の薩摩揚げがのってるあっさりしたうどん。美味)を食べました。

島は現在菜の花が見頃らしく、他の観光客は菜の花畑が見れる能古島アイランドパークへバスで移動。
私たちは、菜の花も見たいけど、もっと見たかった檀一雄旧家へ。
地図を見ながら徒歩で。渡船場からは歩いて10分くらいでしょう。途中迷って(地図にもはっきり示してはいないので)商店の人に尋ねると、今はもう家は取り壊され、新しい家が建って、歌碑だけが残されているとのこと。教えられた道を行くも、やはりわからず、諦めて引き返そうとしたところに、自転車に乗ったおじさんが通りかかり、夫が咄嗟にその人に尋ねました。
おじさんは自転車を止め、「家はもうないけど、歌碑ならあるよ。そこ上ってったとこ。」
と教えてくれました。するとそれは、私たちが引き返した地点からほんの50メートル程先。跡地に新しく建ったという家は既にそこまで見えてました。

「諦めなくてよかったね」
などと言いながら、坂を上ります。さっきのおじさんは電動自転車なのかスイスイ坂道を上っていきます。見ていると、おじさん、跡地に建った家の敷地に入っていきました。
??と思いながらその家の表札を見ると、アルファベットでDANとあり、私はそこで全てを理解。

なんとそのおじさんは、他ならぬ檀一雄の長男の檀太郎さんでした。

新しい家が建ったと聞き、てっきり、関係ない他人がその土地を買って家を建てたとばかり思っていました。考えてみれば、そうですよね。ちなみにその家、見晴らしのいい高台に建っている為、帰りのフェリーからずっと屋根が見えて、何となく切なくなりましたよ。(そのことは、沢木耕太郎著の“檀”にも書いてあります)

私たちはその家の裏手にある歌碑の前で写真を撮り、うちの息子(名前を檀といいます)が全てを呼んだのかな~なんて勝手に感動しつつ、そこをあとにしました。

さて、檀の旅はまだ続きます。
続いては、檀一雄が最期に詠んだ詩の印してある石碑へ。(こっちは地図にちゃんと載ってます)果たして、そこにベビーカーを押しての徒歩で行けるか大いに不安ではありましたが、とりあえず出発。誰もいない静かな美しい海岸線を経て、途中途中ある道標を頼りに進んでいきます。自然探索路と名づけられた道に出ると、そこは足元はなんとかコンクリート舗装されているものの、左右は手つかずの自然自然自然が広がっています。

どんな感じかというと、竹藪はよっぽどヒドイ嵐にでもあったのか滅茶苦茶になぎ倒され、落石注意の看板に、実際ごく最近落石があったような跡、それからイノシシ注意の看板もあります。途中誰とも会いません。コンクリート舗装の道も殆ど土にまみれてしまっています。一体どれくらい続くんだろう。本当にこの道でいいんだろうか、と心配になりつつ、かといって、今更引き返すこともできず、とにかく前へ。
昔なら、こんなの何でもなかったのに、子供が出来た今、とても弱気になってしまった自分がいます。もう好き勝手気ままじゃいられないような、これが、守るべきものが出来たという弱みなのでしょうか。檀一雄のことなんて特に好きでも何でもない夫にも感謝です。文句も言わず、私に着いてきてくれる。それから時々開ける絵のように美しい景色にも感謝。霞がかった海に遠くかすんだ山が嘘みたいにそこそこに見えるのです。遠い御伽噺の景色みたい。

あと、IPHONEにも感謝でした。全く居場所がわからない私たちのために、現在地を指し示してくれる地図のアプリケーション、とってもとっても役にたちました。(途中電波が入らない箇所もあったけど)

2時間程歩き、林の中を100メートルくらい入っていったところに遂に石碑を発見しました。
なるほど。それは、本当にステキでスペシャルな場所に建っていました。モガリ笛の詩。モガリ笛とは風のヒュウヒュウいう音だそうで、今回ホテルで夜寝ているときに、これがモガリ笛かな、という独特の海風みたいなヒュウヒュウいう音を何度か聴きました。(雨の強かった昼間にも)この音は、東京では聴いたことがありません。全く独特の音がします。

帰りは、そこからアイランドパーク前にあるバス停まで歩き、バスに乗って帰りました。

能古島、堪能しました。
すごくよかった。
絶対また来る!!