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この平穏退屈な日々にもそれなりに感動って在るもの。

自殺志願

2017-10-07 22:19:54 | 私の読書日記
5年前に読んだシルヴィア プラスの「ベルジャー」をもう一度読む。

図書館で借りてきたその本は、私が生まれた頃出版された本なので、その黄ばんだページを捲っていると痒くなってきそう。
タイトルもズバリ「自殺志願」正直いうと、「ベルジャー」とは別の本かと思って
借りたら、同じだった。

それでまた読んじゃった。

やっぱり面白くて。

それで再読して思ったこと。

私はバカなくらいで良かったと。作者のシルヴィア プラスは成績優秀で絵も音楽も出来ておまけに美人。アメリカの有名女子大を出て、フルブライト奨学金でイギリスのケンブリッジまで行ってる。きっとちょっと、いや、かなり自尊心も強くて、鬱病を発症し、結局31歳の若さでオーブンに頭を突っ込んで自殺してしまうんだけど、こんな感想もなんだけど、何でも出来過ぎちゃう才女は凡人がふうふう言ってやってることをスルリとやってのけ、で、その先を見るんだけど、見え過ぎちゃうっていうか、色々それはそれで苦しいもんなんだろうなと。

私は自尊心は強いけど、おバカでよかったと。自己満足度はかなり低いしね。

類まれなる聡明さが仇になる。