4CATS

この平穏退屈な日々にもそれなりに感動って在るもの。

映画『セッション』

2017-04-12 10:40:29 | 映画あれこれ
映画『セッション』予告編


「LALALAND」の監督の前作「セッション」を見た。

この監督にとっては、2作目?

内容を簡単にいうと、ジャズドラマーとその鬼教官との「セッション」ただそれだけなんだけど。それで二時間、どんな方向に向かうの?と最後までどうなる?どうなる?で見てしまった。

だって、どんな方向へいくか予想がつかない雰囲気なんだもの。

映画はシンプルで主人公の背景の多くを語るわけじゃない。なんでそんなにまでドラムに夢中で食いついて練習するかとか、理由づけは特にあるわけじゃない、そこがいいんだと思った。どんななんだろうと見てる人の想像を掻き立てるから。

私はジャズには全く素人なので知らないけど、村上春樹のエッセイを読んでると、あの時のあの演奏は素晴らしいとか良くなかったとか、結構頻繁に書いてあるから、きっとファンには演奏の良し悪しがよくわかり、それ故に、伝説のあの演奏がなんて言われているのかと思うと、ここでの「セッション」の情熱は理解出来る。


あそこまで打ち込めるって凄いなとただただ鬼気迫る迫力を最初から最後までそのままの勢いで描ききった映画。

あっぱれ。

真央ちゃん

2017-04-12 10:13:39 | 最近のあれやこれや
真央ちゃんが引退を発表した。

ついにその日が来たと思った。

あんなに欠かさず見てたスケートも、ソチオリンピック以来ちょっと遠ざかり。

たぶん、真央ちゃんがあまりいなかったからかもしれない。


それまでは、ああシーズン始まったなと思って、グランプリシリーズも欠かさずチェックしてたのに、

だから私の中で、ロシア勢の台頭を未だにあまり目にしていない。



誰に言われなくても、真央ちゃんは本当に凄かった。

考えてみると、あの15歳の優勝からバンクーバーを経てその後は、逆境が多くとても苦しいスケート人生だったと思う。

だけど、真央ちゃんが凄いのは、常に挑戦し続けたところだ。その姿勢を最後まで崩さなかった。

だから、私たちはこんなにも彼女を応援してしまうのだ。

くじけない姿勢を、人としての理想のあり方をずっと。そしてソチオリンピックでのあのフリーの神が降りてきたような完璧な演技。

どんなに苦しくても挑戦し続けてきた結果のあの輝かしいご褒美。

あの涙。



羽生君もそうだけど、真央ちゃんを見ていて、キムヨナがライバルとかメディアはうるさかったけど、常にライバルは自分自身なんだなと思った。

だからこそ、無難なスケートに走ることをしなかった。だって目標は、自分の納得のいくスケートに挑戦し続けていくことだから。


もうひとつ、真央ちゃんが皆から愛されている理由は、彼女の正直さ、飾らなさだと思う。

まず言い訳をしない。一切しない。

そこがやっぱり誰が見ても清々しいのだ。


昨日の特集で、誰かが言っていたことが真実だ。真央ちゃんはスケートの天才じゃなくて、努力の天才。


そんな真央ちゃんの「明日」をだから私は、また勝手に応援し続けたい。

「La La Land」

2017-04-05 15:16:49 | 映画あれこれ
「アナと雪の女王」以来、久しぶりに映画館に映画を見に行った。
しかも夫と。

結婚してからおそらく初めての映画館だったと思う。
夫はもう50歳なので、夫婦割で映画を見れるから、一人1100円で済む。

問題は夫婦で映画の趣味が合わないこと、だったのだが、話題作「La La Land」はお互い見てみたいねってことになって娘を幼稚園に送ったあとで出掛けた。

平日の午前中なのに、驚くほど混んでいた。年齢層も高かったように思う。


前置きはここまでにして、、

映画「La La Land」すごく爽やかないい映画だった。内容的にはありがちな筈なのに、全く新しい感じがした。ありがちなのに、話がどっちにいくのかと若い二人を応援する気持ちで見ていた。

でも一番不思議なのは、見に行ってからもう一か月以上経つのに、毎日このサントラを聴いて、全然飽きがこないことだ。それどころか聴くたびにテンション上がって元気になれる。でもってストーリーを想うとほのかな切なさに包まれ。

主演のエマ ストーンがファニーな魅力全開で本当に素敵。正直好きじゃなかったはずのライアン ゴズリングもこの映画を機にニヒルなところをすっかり好きになってしまった。

迫力のあるミュージカル映画だから映画館でぜひ見てほしい。


La La Land Full OST/ Soundtrack HQ