テレキャス&ストラトの部屋

RolandのGT-001とzoomMS-50GでDAW制作を楽しんでいるよ

中古ギターって価値あるの?

2017年09月11日 | 日記
昨日はかなり充実した時間を過ごすことができたのだ

私が参加しているランキングサイトでは更新する人少なかったようで独壇場だったのだ

にほんブログ村というサイトのギターカテゴリに属しているのだ



実際のところ、ランキングサイトから当ブログに流入する割合は低い

多くはグーグルなどの大手検索サイトからということになる


参加していて、こんな事を言うのも何だが・・・

特に効果はないのだ


それでもサイトの新着画像の枠に私の画像作品を表示させるのは楽しい

前置きはこの辺で・・・・


最近は中古ギターも『市民権』を得るようになってきた

読者の方の中にも興味ある人がいると思う


要するにイメージの問題なのだ

59レスポールなどの高額で希少なギターに市場が『牽引』されているという印象を受ける

中古ギターをネタにブログなどを書いている人も少なくない

中古ギターの販売サイトも増えてきた



モノにはメリットとデメリットがある

中古ギターのメリットは何だろう?


特に価値がないギターの場合は新品よりも安く買える

当たり前だが・・・


あれもこれもと色々な事に手を出す(興味を持つ)時代なのだ



経済的に余裕がある人だけではない


そんな人にも中古ギターならば手が出せる



私に限って言えば、中古ギターにあまり良い印象を持っていない

良いギターに出会っていないのかも?

それは良く分らないが・・・


一本だけ運命的な出会いをした中古ギターがある

それは『子象』なのだ

中古ギターといいながらも、使われることもなく良好なコンディションで保管されていた

奇跡のギターなのだ


古い時代の子象でここまで無傷な状態で保存されているギターは皆無だと楽器店の店員さんも言っていた

売り口上であることも事実だが・・・

実際に私もそう思う

20年以上経ったギターとは思えない


それ以外の中古はイマイチなギターが多かった

一人の発信者として色々な部分を自分の目と耳で検証したい


私の言葉に説得力があるのは『体験』が伴っているからなのだ


私が良く知るおじさんは買ってもいないギターで一ネタ書いてしまうほどいい加減なのだ

まぁ、そんな人は少なくないが・・・

一定レベル以上のギター弾きにとって得る情報は皆無なのだ


どんな駄モノであっても実際に買ったモノや使っているモノには説得力がある

少なくとも私はそういう目線でみているのだ



中古ギターに話を戻そう・・

中古ギターを販売側から見てみよう


利益率の面ではかなり美味しいのだ

二束三文でお客さんから買い取り、結構なプライスで転売するという・・



中古ギターが神格化され、市場が盛り上がるほどに専売業者は大喜びなのだ


安く仕入れ、高く売る・・


販売業者の理想の形なのだ

新品のギターでは無理なのだ


ムダな値引き合戦は体力を消耗させる

市場の縮小は結果的にユーザーにとってもデメリットになる


近年、意欲的な新モデルが投入されない理由の一つなのだ

高価格帯で販売していたモデルも格安のエントリーモデルを作り始めている


モノが売れない時代なのだ

お金を出さない(出せない?)時代なのだ


ある若者がテレビのインタビューで答えていた

「できれば働きたくないですね このままでイイかな?」

「働くくらいなら買い物とか我慢しちゃいますね・・・」


こんな考えの人が増えているという


これからの時代を支える層がこの有様なのだ

ギター的にも最もギターを買って欲しいという層でもある


自分でバイトして稼ぐ人もいる

親を巻き込みギターを買うという学生さんもいると思う


親頼み・・

これも通用しない時代になった


『下流中年』が増えているという

上記の働かない若者と一緒なのだ


中年の場合は少し状況が異なると思うが・・

まぁ、概ね流れは一緒だと思う


低価格帯の中古ギターはそんな層に支持されているのだ

「新品ギターは無理だけど・・中古なら買えるかな?」

ネガティブ発想なのだ


おじさんのように少しギターに詳しいふりをした層は『付加価値』を付けたがる

単純に安いギターを買いたいとは言えない(言いたくない)のだ



「80年代の日本製のギターって材とか作りが良くね?」

「電気系のパーツとかも良いものを使っているんだわ」

まぁ、書き連ねればこんな台詞はいくらでも書けるが・・・


それを読んだ無知識の初心者層がSNSなどを経由して『拡散』させていくのだ


価値がある中古ギターは流通しているのか?

これは微妙なのだ


価値がある(多くの人が欲しがる)ギターは驚くほどの高値で取引されている

興味ある人は調べてみていただきたい


本家ギブソンのレスポールなどでも59年前後は別格としても数百万円のギターはざらにある

ちょっとした高級国産車が一台買えるような値段なのだ

それでも欲しいという人がいる


その価値は欲しい人にしか分らない

要するに『言い値』なのだ

外野がどんどん相場を上げ、市場を盛り上げている


面白いことに市場は牽引されるのだ

時に淘汰されることもあるが・・・


ギター業界においては連動しているのだ

人気があるギターに引っ張られるように元気がない、人気がないギターも値段をあげている


いわゆる便乗商売なのだ


価値が見いだせる人が良いが・・

大半の人が踊らされているのだ


まぁ、商売なので相場の価格は『適正』なのだ

需要と供給は見事にバランスがとれている


中古を専売にしている業者は笑いが止まらないのだ

一方、新品と併売している楽器店は微妙なのだ


『下取り』という発想で買い取っていたギターが一人歩きを始めた

自分で意思を持ち、一つの大きなカテゴリへと成長したのだ


子供が親を追い越した・・・

という感じを受ける


先にも述べたように本来は新品を買えないような層が仕方なく買っていた中古ギターが

一転、積極市場へと転換したのだ


景気も大きく影響していると思う


同時にスマホやパソコンなどの通信媒体の普及も大きい


価値あるギターはなかなか流通しない

ギブソンレスポールを例に挙げてお話したい

2013年製トラディショナルはほとんど市場に流通しない



完全ソリッドも人気の要因なのだ

弾き手を選ぶギターなのだ

重いギターは体力を消耗する


その後、何事もなかったように仕様を変更したのだ

幻のレスポールになったのだ


特に日本人は希少や幻、完全・・という類いの言葉に弱い

後継モデルが混迷していたことも背中を押したのだ


希に個人売買なども見かけるが・・

異常な価格で取引されている

価値は自分で見いだすものなのだ


数十年後には間違いなく高騰するギターになる

私が使っているから言うのではないが・・・


フェンダーのアメデラも生産が完了したことで市場の価値が上がっているのだ

スペックを踏襲しているということだが・・

色々な部分で別物という印象を持っている


新品ギターの傍らで中古ギターを売っている業者は願う

『頼む 新品を買ってくれ~』

『そんなギターはゴミだぞ~』

と心の中で念じているのだ


繰り返しになるが・・

商売としては中古は成り立っている

利益率も高い


問題はモノの流れなのだ


読者の皆さんも私も毎月ギターを買わないと思う

まぁ、私の場合、数年前まではそんなペースで買っていたが・・


中古ギターを買った人はしばらくはギターを買わない

つまり新品ギターを買わないのだ


しかしながら、ここでも面白い流れが生じるのだ

値段だけで中古ギターを買うような無知な層はメンテが苦手なのだ


購入時に微妙(絶妙)なバランスで調整されていたギターのバランスが数週間で崩れる

新品ギターでも起こり得ることなのだ

ネックが動き、それに伴い弦高が狂い、オクターブも合わない・・


そんなことは日常茶飯事なのだ

マニア層はそんなギターをねじ伏せる自分に快感を感じる

まぁ、私にもそういう部分がある

まったくチューニングが狂わないストラトを作り上げ一人萌えているという・・


初心者の場合は困ってしまう

中古の保証期間に注目してみるとよい

一年保証のギターなど皆無なのだ


希に別途料金で新品と同じ保証を受けられることもあるが・・

意味を感じない


限界まで回し込んだロッドは崩壊する

細いゲージでネックとバランスさせることも多い

自分の好みの弦を張ったら終わった・・・



というギターも少なくない

「保証期間を過ぎているんで別途料金になりますが・・・」

そこはクールでシビアなのだ


優しさや温かさ、人情、思いやりはない

商売は厳しい


お店側とお客さんの真剣勝負なのだ




食うか食われるか・・・




かれこれ数年前になるが・・

中古のレスポールモデルを二本ほど購入したことがある

常連さんは覚えていると思う


一本は切ったり削ったりとやりたい邦題だった・・

メンテの前に壁に突き当たった

とにかく酸っぱい臭いが充満しているのだ


楽器店では気付かなかった・・

何故だろうか?


まぁ、楽器店でギターに鼻を近づけているおじさんは変態なのだ

天井にヘッドを向けてネックの反りをチェックしているおじさんと同じくらいに恥ずかしい




赤面してその場を去りたくなる・・




消臭に約一週間かかったのだ

窓を開け放つ感じなのだ

何万回乗っても電車の臭いにも馴染めない

体臭なのか? 機械の臭いなのか?



オマケのハードケースを天日干した思い出がある


新品ギターや新品の製品に関して臭いで悩んだことはない

レスポールなどはいまだにバニラの匂いがするのだ

ある意味では怖いが・・・


最近はギター本体の匂いは薄れてきた

理由は常にスタンドに立てかけているからなのだ

カナダ製の付属ケースが理由だという


良い匂いの中古に出会ったことがない


楽器店のお兄さんから連絡をもらっていた時期があった

「日本製の中古ギターが入りました」

何故に日本製なのか?

値段が手頃だからなのだ


私が大金持ちならば本家のヴィンテージを探していたと思う

「300万円くらいなら出せるよ 良いギターを探してね」

と気軽に言える人が羨ましい


そんなこんなで連絡をもらうと仕事帰りに立ち寄っていた


多少話が前後しているが・・

実際に買ったギターは二本だけなのだ

先に述べたレスポールタイプなのだ


何故に二本なのか?

一本では判断できないから・・

それに尽きる

購入後の変化も含めて検証してみたかった


楽器店から連絡をもらっていた時期は『後期』なのだ

再び、中古ギターに興味が沸き始めたタイミングなのだ

伝わっているだろうか?


前期は自分の意思でギターを買い、後期は結局のところ買わなかった

それでも日本製といわれる中古ギターに触れ、試したことで色々と見えてきた


それでもこの年代の中古が欲しいという方にアドバイスがある

純正品が揃っているか?


特にハードケースは重要なのだ

ある意味ではギターと同等に扱われることも多い


本家のヴィンテージでもケースが無い場合(新品で代用)は敬遠される

ギターでも車でもバランスなのだ


結構な年代に生まれた熟女の顔がお肌ツルツルでシワが一本もないような感じなのだ

子象のような状態の熟女さんに出会ってみたい

最近は再びの熟女ブームが押し寄せているという・・

中古ギターが好きな人はその辺りも徹底して欲しいと願う


私が良く知るおじさんはギターや周辺機材は徹底して古いものを好む

怖いくらいに現代の製品と技術を否定しているのだ

身近にそんな人を接することが出来るのは貴重な体験だと思っている


研究対象として興味深い

おじさんの精神は青春時代だった10代の後半でストップしている



輝いていた時代で永遠に眠っているのだ


もちろん、私にも昔を懐かしむ心はあるが・・

同時に新しいものを受け入れる覚悟もあるのだ


新品を受け入れることは時代を理解することに等しい

最近のギターは指板を紙で作っている

「紙でギターって作れるの?」

紙=ダメなもの・・

と思っているおじさんには何を言ってもムダなのだ


実際にアコギもエレキも弾いたが・・

結構イイ感じなのだ

私は必要ならば躊躇なく購入すると思う


最近はボディにもエージングを施す技術が出来た



簡単にいえば、ボディに振動を与えるということになる

人工的にエージングを加えたギターも弾いたことがある

「一回弾いてみてくださいよ~」

新品とは思えない響きなのだ


上手い人が長年弾いたような感じを再現しているのだ

中古ギターも酷いコンディションで下手な人が弾いたギターは修正不能なのだ




妙な癖がついたギターはデフォルトに戻せない

私が良く知るおじさんはエレキにも関わらずギター弦高をアコギ並に上げているのだ



弦高が高い方が弦の響きが良い・・

これは定説なのだ

しかしながら、それにも限界や限度がある

長年、そんな状態で弦と戦ってきたネックは屈折しているのだ

精神がねじ曲がったおじさんの心を無垢に戻すことが出来ない事に等しい




おじさんにはベストパートナーであっても他人にとっては弾き難いギターということになる



楽器店は大変なのだ


あらゆる層のプレイヤーから買い取ったギターを『無』の状態に戻す

『気配』を消すという作業はかなり難易度が高いのだ


おじさんの加齢臭を消し、妙な指癖が付いた曲がったネックを調教するという・・

経験が浅い店員さんでは無理なのだ


基本的に不要なギターが流れるが・・

諸事情で良いギターを売りにくる場合もある

楽器店のデータでは1%だという

「歯がとれちゃったのよ~ そんでね保険きかないのよ」



「歯が無ぇ~ってダメじゃね? ギター売るわ でね資金調達な」



という切実な事情を抱えている人もいるという


ギターにはドラマがあるのだ

結婚を希望する恋人の誕生日のプレゼントを買う為にギターを売る人もいる



ネットの売買では事情など関係ない

そこには感情などない、あるのは金銭絡みの事実だけなのだ


行きつけの楽器店は楽器愛に溢れている

それが商売にどういう影響を与えているのか?

お客側としては居心地がよい


楽器店のお兄さんは基本的に買い取らない姿勢を貫いているという

「買い取り額は安いですよ 二束三文になっちゃいますけど・・」

「良いギターじゃないですか・・ 勿体ないですよ~」

「価値あるギターですよ 市場では人気ありますよ」

お世辞的な気持ちもなくはないと思う


どんなギターを売りにくるのかは知らないが・・

買い取り額など総じて微々たるものなのだ

雀の涙なのだ

私の母が若い時代には質屋に着物をいれた女性も多かったらしい



今の時代はフリマなのだ

金策にはギターという・・・


「いくらくらいでギターを買ってるの?」

「利益率ってどのくらいなの? 教えてよ」

企業秘密ということで仲良しの私にすら買い取りの相場を教えてくれない

まぁ、ネットで調べることも出来るが・・・


ネットの情報と生の情報には微妙に差異がある

温度差を感じることも多々ある




ギターは生活や人生と重なる部分も多い



手持ちのギターを見ればギター観が分る



少しばかり話をすれば、その人の引き出しも分るのだ


何が良いのか?

何が正しいのか?



分らない時代になってきた


一つだけいえる事がある



音楽(ギター)好きな人はいまだ潜在的に多いという事実なのだ


聴き方のスタイルが様変わりしたが・・

人間の生活に音楽が不可欠であるということを当ブログを通して肌で感じているのだ




読者の皆さんに通じる言語は『音』なのだ

どこの誰だか分らないおじさんの意味不明な言葉など何の意味も持たない

「で? 実際の音はどうなのよ?」

「音楽ソフトって何? 曲聞かせてみ?」

これが出来ない人は転倒してしまうのだ




他人に何を伝えることは簡単ではない

音楽は一つの方法に過ぎないと私は感じている




変態も一つのつかみでありアプローチなのだ




私がこんな画像ばかりを貼り付けていたならば、本当の変態おじさんになってしまう




刺激のない日常に一石を投じたい・・




今週も頑張るのだ















 

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