読者の皆さん!
明けましておめでとうございます
昨年はギター的に実りある年だった
ギター弾きとして一皮むけたような気がしているのだ
この歳になってまだ新しい発見があることを嬉しく思う
正直な話、速弾きがしたいとか難解なフレーズをマスターしたいという類いの気持ちは薄れた
ギター弾きとしては成熟期に入っているのだ
ハッキリ言って運動神経や反射神経などは衰えていると自覚している
速弾きなどもギターにおいて重要な要件ではあるが・・
音楽的なアプローチという意味ではもっと重要なことがある事に気づいた
興味あることや重要なことが各々で異なるのは当たり前なのだ
それ故にギター弾きとして進むべき道が分かれるのも事実
上手い表現が見つからないが・・
私の場合、亡きランディーローズの気付きに似ているような感情が芽生えたのだ
伝わっているだろうか?
ギターという楽器に弦楽器の本質を感じ始めているのだ
クラシックに首を突っ込んだ事で『音の配置』を強く意識するようになった
一音が重要な意味を持つことに気づいたのだ
これは作曲においても大きな糧になると思う
ギターを続けていくうえでの大敵は『飽き』なのだ
飽きる理由は様々・・
もっとも大きな原因は自分自身なのだ
チャレンジする気になれば、いくらでも難題や課題はある
「趣味だからさ・・面倒臭いの嫌い」
「教本買うのもったいないわ・・・」
多々理由があると思う
自分が弾けるフレーズをただ意味もなくタラタラと弾いて終わってしまう
ギターが単なる暇潰しの領域を超えないのだ
自分に飽きてしまうのだ
自分自身のギターの音色に酔えたなら・・
これは大きな進歩であり、未来への第一歩だといえる
練習に没頭するきっかけにもなる
高価なギターを買うという気持ちも芽生える
「俺って下手じゃねぇ!?」
という人の財布の紐が緩むことはない
”良いギターを買えば上手くなる・・・”
これは間違った都市伝説なのだ
賢明なる読者はお気づきだと思う
賢いお坊さんは筆を選ばないものなのだ
まぁ、高価なギターと安ギターの対決は永遠に続くギターネタではあるが・・
すでにギターを弾いている読者の皆さんには一歩踏み込んでいただきたい
今年は『形』を目指してみては如何だろうか?
お勧めは『一曲マスター』なのだ
ジャンルは何でもよい
新規でも挫折した曲でもよい
いつでも何処でも弾ける曲を最低一曲確保することをお勧めしたい
これが最も有効なギター上達法なのだ
弾けない部分を誤魔化すことは止めた方がよい
テンポを落としても完走すべき
それがギター道なのだ
私は『アルハンブラ宮殿の思い出』と『蜂雀』を目標に練習中なのだ
容易い曲ではない
今年一年の課題に設定しているのだ
同時進行でエレキやベース、作曲なども充実させていきたい
私は欲張りなオッサンなのだ
趣味にいおいては欲張りで貪欲くらいな方が良い
新年第一弾に相応しい曲をセレクトしてみた