仕事帰りに行きつけの楽器店に立ち寄った
昨日のゴトーのサドルの報告もしたかった
「最高だよ ゴトーの製品は良いね」
仲良しの店員さんのテレにもこのサドルを移植しているという
「オクターブが合うのって気持ちいいですよね」
ヴィンテージのテレキャスはデフォルトで保存しているという
何となく気持ちはわかる
朽ちたパーツも含めての味があると思う
金曜日ということで常連さんもチラホラと訪れていた
緊急事態宣言期間ということで長居は禁物なのだ
店員さんがニヤニヤしているのだ
「唐突ですけど・・PRS買いませんか?」
先日、買い取ったギターの動きが悪いようだ
客足の減少も少なからず影響していると思う
狭小の店舗なのだ
無駄にダラダラとギターを並べておくスペースはないのだ
デジマートなどでも平行して販売しているようだ
ネットの反応もイマイチらしい
「廉価のPRSは一日で売れちゃいましたよ」
「それよりも値段が高いギターは動き無しです」
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このブランドは廉価グレードのSEの出来がとても良い
先日もお話したが私もハム好きならば速攻で買っていた
色も素敵なのだ
同時期に同じメーカーのグレード違いが入荷するのは珍しい
それを良いタイミングで試奏できたことも良かったと思う
リアル楽器店の良いところ
小まめに顔を出していると良いこともあるのだ
PRSを積極的に弾く機会は少ない
レスポールは結構弾く機会が多い
レスポールと比較すると発展途上という印象を受ける
”弾き易いレスポール・・”
にプラスαの何かが欲しいと感じてしまう
レスポールは弾き難いが同時に個性も強い
その古典のスタイルには惹かれる部分も多い
万人向けではないが覚悟が出来ている人には良い相棒になると思う
因みに初心者にはお勧めしない
練習の過程においてはもっと弾き易いギターを選ぶべき
上達するまえに挫折してはダメだと思う
「重い 痛い 肩こる 腰痛い 疲れだぁ~」
ギター筋肉を付けてから再度挑戦することをお勧めしたい
レスポールに負けた私が言うのも何だが・・・
一方のPRSは弾き易い
それ故に個性が薄い
印象に残らないのだ
レスポールのネガティブな部分をすべて払拭したような感じに思える
あくまでも私の個人的な感想なのだ
どんな弾き方をしてもハムの音なのだ
多少なりともギターの抑揚を覚えた者にとっては物足りない
レスポールが味噌ラーメンならば、PRSは塩ラーメンなのだ
伝わっているだろうか?
私は中間の醤油ラーメンくらいの塩梅が好きなのだ
むしろ、多少のエグさや毒を欲する
コンター無しのテレキャスのボディはある意味で病みつきになる
テレキャスの後でストラトを弾くと少し物足りなさを感じる
テレキャスもレスポールも共にコンター&エルボー無し
しかしながらテレキャスは弾き易い
理由はボディの角の処理とボディ&ネックとの重量バランスにある
未体験の方は一度実機のテレキャスを抱えてみていただきたい
意外に快適であることに驚くと思う
ストラトほど快適過ぎないという部分が良いのだ
PRSもボディの重量バランスは良い
ピックアップなどの味付けもそこそこなのだ
万人ウケするセッティングに感じる
ロックからジャズまで守備範囲は広いように感じた
どこに向かっているのか?
私には曖昧に映る
高額なお金を出す気にはなれない
「もうハムバッカーはお腹一杯だよ」
「ハムに戻る気はないよ ゴメンね」
「値下げすれば売れるんじゃない?」
体よく申し出を断ったのだ
最近の私は他人の言葉に流されない
衝動買いの悪い癖も治った
・・というか自分の好みが明確になったのだ
売れ残ったPRSはどんな人が買っていくのだろうか?
決して安くはない買い物なのだ
それなりに覚悟を持って買っていくのだろうか?
PRSの廉価グレードにシングルを積んだギターはあるのだろうか?
レスポールのP-90を積んだ感じ
アームも欲しい
そんなギターが10万円未満であるならば買ってみたい
PRSに作ってほしい
冗談を抜きにそこそこ売れると思う😉