五感で観る

「生き甲斐の心理学」教育普及活動中。五感を通して観えてくるものを書き綴っています。

頭の中の大掃除

2008年07月27日 | 悔いのない人生とは?
ここ数年間、この7、8年、がむしゃらにやってきた事柄。

ブログを立ち上げたきっかけとなった、「生き甲斐の心理学」関連の学習と仕事です。

改めてそんなにやってきたんだ、、、と思ったわけですが、
いまだに初心者気分で、学ぶことが次から次へとやってきます。

NPOの活動を広げるべく、色々と行動を起こしてきました。が、心の問題を見えないインフラ事業として、整備・提供していくことは、なかなか難しいことも、よく見えてきました。

先日、打ち合わせでお会いした方が、「私たちの仕事は無形(ムケイ)ですから」と笑っておっしゃいました。なるほど、無形文化財もそうですし、人間国宝だって、無形です。そんな言葉に、単純な私は、とてもうれしく思いました。
とにかく、今、出来ることをコツコツと還元していくのみです。

特にここ3年、設立したNPOのパターン作りに爆走・奔走していたわけですが、それもだんだん自分のペースの中に馴染んできたと思えあたりで、急にスコーンと体が抜け落ちたような気分になり、2週間、何にも考えずに、好きなことをして、ひたすら漫画を読んでいました。

これが、よかった。

そして、漫画は先ほど、完読。

何を読んだかといいますと、
源氏物語を漫画にした「あさきゆめみし」です。
文庫本になっているものなので、一冊読むのに、2日かかりました。
全7巻。
私たちの世代の人なら誰でも知っている大和和紀さんが書いたものです。
これは、漫画を「描く」というより「書く」という表現のほうが相応しいように思います。

比較宗教学、文化人類学、民俗学、生物学、量子力学から宗教学、美術、音楽、哲学、、、
これらのエッセンスを貪り読み、心理学の学びを続けている私たち。
常に、広く知ることを意識し、人との関わりを大切にししているつもりです。

漫画という手法で描かれた源氏物語には、古典と能楽で親しんだ今までの源氏物語とはまったく異なり、人間としての装いと現代に生きる私がそのまま映し出されるかのごとく、描かれていました。

もっと早くに読んでおけばよかった。。。

人の心の曼陀羅は、いつの世も同じものです。
憂いと悲しみと憎しみの感情の曼陀羅
そして、相対する幸福感は、喜び満ちるもの。

時代は変化しても、心には、魂が宿り、身体にも魂が宿っています。

そして、私の身体の細胞に、何万年もの記憶が宿り、それが、今の私の言葉と行動に表現されるのです。

それらを自然と体感できるのは、自分の無意識の領域に柔らかく触れることかもしれません。
針で刺したり、無理にこじ開けたり、叩いたりするのではなく、あくまでも柔らかく無意識に触れる、ことのように思います。

眠った細胞をすこし意識してみると、壮大なストーリーに出会えるきっかけとなるかもしれません。

さてさて、そろそろ平成の時代に戻るとしましょう。。。

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コメント
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