五感で観る

「生き甲斐の心理学」教育普及活動中。五感を通して観えてくるものを書き綴っています。

感情の共感・傾聴4

2010年07月08日 | 第2章 五感と体感
相手の話す内容に共感し同調することが、ここでいう共感ではありません。

話すこと、表現することが本音の感情と一致していることが理想だといえるかもしれませんが、人はいつも「理想と現実のギャップから表れる感情」と付き合いながら生活しています。

その「感情」の取り扱いが上手にいかないと、ストレス曲線へと向かっていくようです。

不安感から怒りへ、怒りから身体症状へ、身体症状から鬱へ、鬱から錯乱へ…

傾聴する側が気をつけなくてはならないのは、この共感の解釈だと思います。

話の内容に翻弄されることなく、その背景にある感情に共感していくには、聴く側の「愛の訓練が」必要になってきます。

湧き出す感情には意味があります。
口に出る言葉の背景には、どんな防衛機制があるのでしょう?
同じことを繰り返す人生を送っている人の現実吟味力はどうなのでしょう?
そして、その人のアイデンティティの統合についてはどうなのでしょう?

感情を共感する努力は、自分自身の感情に共感できているか否か?
まず、傾聴する側の訓練と自問自答が必要なのです。

「傾聴」するためには、自分自身を傾聴し「共感」することを意識できているか、点検する必要がありそうです。

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