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写真「数年前に仕立てた掛け軸。本紙は美術家の星野恵子さんの作品」(付け風帯です…風帯を付け合わせしている軸)
五月晴れは、どこに行っちゃったんでしょうね。
関東地方も早々に梅雨入りとなってしまいました。
じとじとした日々が7月過ぎまで続くことを覚悟しなくてはなりません。
これから二カ月近く、貴重な晴れの日を有効に使いたいものです。
本来なら作業を始めなくてはならない掛け軸の制作が先延ばしになっています。落ち着いて作業する日がなかなかとれず、来週こそは。。。と思っているうちに梅雨突入です。
木と紙と水の加減を見ながら作業していく表装作業は常に湿度を気にします。
水をたっぷり使う裏打ち作業の時は、雨の日だと湿りが塩梅良く入るので糊の付きが良く、裏打ちしたものを板から剥がす時は、湿度が低い方が仕上がりに張りが出ます。
幸い、これから裂地の裏打ちをまとめてしなくてはならないので、都合が良いと言えばそうなのですが、いつになったら湿度の低い、カラッとした日がやってくるのか、予定通りはいきそうにありません。
お天道様の機嫌を窺いながら、貴重なオフの日に表装作業ができることを祈りつつ、梅雨明けまでの期間を乗り切ろうと思います。
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