五感で観る

「生き甲斐の心理学」教育普及活動中。五感を通して観えてくるものを書き綴っています。

村上隆が収集した美術

2016年02月25日 | 第2章 五感と体感
村上隆が収集した美術2016年2月25日

行ってみて良かったか、無駄だったかは、行ってみてから考えようと思いながら、長年の友人と村上隆のスーパーフラット・コレクションを観ました。

結果、「気になるなら行ってみた方が良い展覧会だ」と言う感想を一言述べておきます。

同じ時期に学生時代を過ごした同明度が、村上隆とほぼ同年齢ということで臨場感ありすぎて、息が詰まる様な思いも感じつつ、ベルリンの壁が出来た年に生まれた私が追ってきたアーティストと丸かぶりであることも当然であると思いながら、どんよりとした感情が沸々と湧いてきながら収集した作品を眺めました。
巨額の富を得ているアーティストがどんな美術収集をしているのかを興味津々でやってくる人々の期待を裏切る形で、時代の流れに則し整理された展示でした。
風呂無し木造アパートに住む友人宅に集まり、一つの炬燵に10本以上の足が突っ込まれ、夜な夜な語り明かす時代がそのまんま蘇る現象が、想定外でもあり、同世代であればこその成り行きであることも納得するようなもやもや感まで出てくる始末。でも、その頃の楽しさももちろん蘇えり懐かしくもなりました。同じ時期に美術を学んでもがいてきた一人であることを改めて重ね、突出した人とはとても思えない平凡さをも感じ取ったことを僭越ながら感じました。

共に観た友人は、私よりも一回り上のお姉さん。とはいえ、そろそろ30年位の付き合いになる彼女のコメントは、「あなただったらこの中で一つ貰えるとしたら何が欲しい?」であり、私は御宝の中にうずまった四足で立っている小さな狛犬かな、、、と答え、彼女は廬山人の徳利かな、、、と、答え、展覧会の会場でニヤニヤしながら品定めをする想定内の妄想は果たしてきました。

会場エントランスに設置されたキーファーの作品は、圧巻です。まさに同世代が選んだ一番手だと思うのです。
リーウ―ファンの新作も見がいがあり、展覧会の価値を高めているかもしれません。美しい作品です。
結局、自分自身の美術の足跡を観てきた様な投影的感覚になる展覧会という感想で締め括らせていただきます。
「気になったら行ってみるといいよ^^」と同世代の友達には言いたいです。

◎○◎○◎講座生の皆様へ◎○◎○◎
琵琶湖の唐崎WSは、4月8日~10日です。今回も琵琶湖周辺の遠足を企画しております。

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