展覧会巡り2 2021年2月1日
二月に入りましたね。
明日2日はは節分。
二月二日が節分なのは124年ぶりだとか。
厳密には、365.224日が一年の日数だそうです。
閏年で調整しながら、暦を作る
古人の知識と知恵に驚くばかりです。
さて、
今日のブログは前日の展覧会巡りの続きです。
東京都現代美術館で開催されている
石岡瑛子展を観覧し、
非常にエネルギーを消耗しましたが、
美術館併設のレストランで食事をし、
外苑前の師匠の表具店に寄り、
材料を購入しながらお喋りしたら
元気注入となり、
渋谷の坂を一気に上り、松涛美術館へ。
東京都現代美術館も松涛美術館も
改装後、足を踏み入れていなかったので、
美術館の変化も確認でき、一石二鳥。
松涛美術館は、趣のある円形の建物。
私が学生の頃に竣工し、築40年となります。
もう少し前からあったような気がしていましたが、
自分の精神的成長と共にある美術館だと認識したら、
リニューアルした美術館に愛着が湧くのでした。
船越桂氏の展覧会を
時間をかけてみるのは2003年の
奇しくも東京都現代美術館の大規模展覧会以来です。
出版物や広告などに作品が使われているし、
何かにつけて目に触れている作家の作品なので
私にとってはとても身近な存在です。
お父様は長崎の26聖人を手掛けた
船越保武先生です。
函館の五島軒の関係で私の画家の祖父とも繋がりがあり、
(ここで書くとややこしくなるので人間関係を書く事は
カットします(笑))
有難い事に五島軒の美術室には祖父の絵と
船越保武、桂氏の作品が一緒に並んでいます。
あまり自慢できるものの無い私ですが、
唯一これが私の小さな自慢です^^;
船越桂氏は、函館のトラピスト修道院の
聖堂の聖母子像を若い頃に手掛けており、
船越家のアイデンティティがカトリック
であることがとても感ぜられる作品展示もあり、
愛溢れる家族の様子が見えてくるのでした。
函館のトラピスト修道院の聖堂の聖母子は
ほんとうに初々しいものです。
トラピスト修道院の聖堂は許可なく入れませんが、
或るお祝い事で聖堂に入ることが出来、対峙が叶いました。
たしか15年ぐらい前の事です。
カトリック逗子教会にも船越桂氏の作品があります。
さて、
今回の展覧会で、何が見たかったかというと、
新作です。
最近の作品は、喜怒哀楽が如実に
表れており、
作品から醸し出される「中性的」なものが、
「あきらかなる両性有具」として表現されており、
作品と向き合う者の感情も揺り動かされるのです。
「戸惑い」「驚き」「母性」「父性」「怒り」「抱擁」
「否定」「受容」というような感情が
私にも湧き上がっている事を意識しました。
ユングのアニマ・アニムス
女性性の中に在る男性性
男性性の中に在る女性性
それらが並列的に表に現れたとしたら、
それは中性という言葉ではなく、
両性有具としか表現しようがないのです。
如実に表れる性と喜怒哀楽は、
嘘のない表現かもしれない、とも感じ、
作品鑑賞によって、即、自分の感情が湧き立つのも珍しい事でした。
以上、私の勝手な解釈をお許しくださいませ。
どのような作品が生み出されるのか、
ドキドキしながら、作品を
追っていきたいものです。
講座予定
①
目黒カルチャースクール
第1金曜日
2021年2月5日
13:00~15:00
②
目黒カルチャースクール
第3金曜日
2021 2月19日
13:00~15:00
11月はNPOキュール15周年記念展のためお休みです。
ご注意ください。
②
綾子塾「生き甲斐の心理学」
場所:横浜桜木町 婦人会館
時間:13時~15時半
日程:2021年2月9日第4回(第2火曜日)
(綾子塾は、限定メンバー制)
③越乃生き甲斐の心理学
場所:横浜桜木町 婦人会館
(公開講座)
時間:13時~15時半
日程:2021 1月28日(第4木曜日)は、中止です。
次回、2月25日(第4木曜日)
紅葉坂植村勉強会
場所:横浜桜木町婦人会館
日程:2021年2月2日火曜日