Montmartre
一番に優先するもの 2021年2月21日
立春を迎え、二週間が過ぎました。
信望愛を心の柱にしつつ、
ここ数年、丁寧に暮らすことを意識してきましたが、
今年も同じ心持ちで、
さらには一番に優先するべき
自分の選択を素直にすべし、
と心に留めることを
とても大切にするようにしています。
COVID19による
活動自粛ではありますが、
私自身は、
今年6月を着地点と定めて、
優先すべきものを吟味しながら
日々暮らしています。
全てを事務的に行っていると、
心が寒くなります。
忖度と利益と仕組みの車輪が
優先となっていたら、
段々と生きている甲斐が薄らいでいきます。
「丁寧に暮らす」ということは
自分が選択して行っている事に、
慈しみや愛が籠っていなければ、
行う甲斐というものがないように
思います。
「遣り甲斐」とか「生き甲斐」は、
そんなにたいそうなものでは無く、
自分が行っている事に
愛が籠められていて、
それが相手に伝わっている事を
ほのぼのと感じた時に、
「甲斐」が感じられるものなのです。
一方的な愛を示すだけでは、
一時は愛を示すだけで満足かもしれませんが、
時間がたつほど、
相関関係による「満足感」が得られなくては、
「甲斐」は感じられないでしょう。
一番優先すべき、自分やるべきことの
背景に、「じぶんは、こうあるべき」というような
哲学も
もちろん大事な事ですが、
体感的な満足感と、
実存主義的「あるべき思考と行動」が
互いに共存していないと、
段々と
不満足な「甲斐の無い」自分へと
流れていきます。
だからこそ、
一番優先すべきことに
愛することや
信じる事、
希望を
自分の柱に据えて
いたいと思うのです。
一番優先すべきことに
「信望愛」を据えていると、
社会生活における判断に、
稚拙な過ちを回避できるようにも
感じます。
形を整える事ばかりに
意識が向く日本の政は、
奈良時代からの名残りでもあり、
日本人のアイデンティティでも
あるのでしょうが、
形を整えることの土台に
信望愛の太い柱を
立てておかないと、
帆の無い船と同じでありましょう。
スピーディーな
決断と行動が試されている時こそ、
最優先すべきことの背景にある土台を
常に哲学しておきたいものです。
講座予定
①
目黒カルチャースクール
第1金曜日
2021年3月5日
13:00~15:00
②
目黒カルチャースクール
第3金曜日
2021 2月19日
13:00~15:00
11月はNPOキュール15周年記念展のためお休みです。
ご注意ください。
②
綾子塾「生き甲斐の心理学」
場所:横浜桜木町 婦人会館
時間:13時~15時半
日程:2021年3月9日第4回(第2火曜日)
(綾子塾は、限定メンバー制)
③越乃生き甲斐の心理学
場所:横浜桜木町 婦人会館
(公開講座)
時間:13時~15時半
日程:2021 2月25日(第4木曜日)
紅葉坂植村勉強会
場所:横浜桜木町婦人会館
日程:2021年3月2日火曜日