田中一村展 2024年12月2日
上野 都立美術館で開催された田中一村展は、
想像以上の大混雑でした。
見たい企画展は、早めに行くのが鉄則!と、思いつつも
行ける目途が付いたのが最終週の金曜日。
ネットで時間指定のチケットを購入し、夜なら多少空くであろうと
いう考えは甘いものでした(笑)
17時から18時までの予約をして入ろうとする人々の列は、
とぐろを巻き、会場に入るまで30分要しました。
私が田中一村を知ったのは、田中一村美術館が奄美大島に建てられたころ
だと思います。
念願叶い実物を観ることができたのが、2004年横浜そごう美術館での
全国巡回展です。
2022年頃でしたか、2,3年前に千葉市美術館で大きな展覧会がありましたが、
人がまばらで、静かに作品と対峙できる余裕がありました。
千葉での展覧会は、田中一村が長く暮らしたのが千葉市の千葉寺あたりでしたので、
一村が千葉でお世話になった人々へのお礼に贈った画も多く、
ベースとなっている南画や日本画、スケッチが多く展示されており、
一村の千葉での生活ぶりがよく解る内容でした。
そして、今回は、修業時代の南画や千葉や旅先での作品も多く、
奄美大島で生み出された作品がまとまって展示され、
大変見応えのあるものでした。
「写真」を使い、そこからデザインされた
一村独特の画風は、どこかルソーのようでもあり、
暮らしぶりを想像すると、ゴッホとも重なります。
ゴッホを支援し続けた弟テオとの関係が、
一村の才能をリスペクトし、支援し続けたお姉さんの存在と
重なるのです。
そして、ゴッホと同じく、独自の画風を確立し、亡くなった後に
世間が認める画家となりました。
描くことが生きている証であった一村は、神様から選ばれた画師であったのかもしれません。
田中一村の画を観るために、これだけ多くの人が
美術館に向かい、並んでいる様子を、
一村は想像もしなかったでしょう。
描くためにつましい暮らしをし、
描くために働き、
描くための人生を送った一村。
人混みの中で観た一村展。
死んでも生きていることへの
感慨深さばかりが湧き上がるのでした。
☆
さて、50展も終わりました。
観てくださった皆様、心から感謝申し上げます。
師走に入り、相変わらずやること満載な生活。
睡眠と食事で乗り切っていきたいです。
50展では美味しいものをたくさんいただきました。
有楽町交通会館BIの平戸直送のどんぶり屋さん
●講座予定●
講座スケジュール
①
目黒カルチャースクール
アンセルモ教室
第1金曜日
2024年 12月6日(金)
13:00-15:00
②
目黒カルチャースクール
アンセルモ教室
第3金曜日
2025年1月17日
12月はお休み
13:00-15:00
②
あやの会「生き甲斐の心理学」
場所:篠原地区センター
時間:12:00-15:00
日程:2024年12月10日㈫
(綾子塾は、限定メンバー制)
③
メンバー制勉強会
月組 2024 12月23日㈪
星組 2024 12月8日㈰
④
9月27日~29日あやの会
宝塚講座 メンバー制 終了
2025年9月26日~28日予定
○○○○
ユースフルライフ研究所の講座日程
通信講座生対象;
生き甲斐の心理学
場所:アトリエK 講師 越 綾子
(公開講座)定員に達し受付は終了
時間:12時45分~15時45分
日程:第4木曜日2025年1月23日㈭
★植村先生の講座
1町田勉強会「会員限定」
日程:2024年第1週12月3日㈫
2町田勉強会「会員限定」(宗教心理学・小金井から移動した教室)
日程:2024年11月19日火曜日
トランジット65号も応援中。
お気に入りの日本橋のフージンツリー
台湾料理