先月末30日、後楽園ホールで行われた試合結果です。
日本バンタム級戦:
王者堤 聖也(角海老宝石)判定3対0(97-93、96-94x2)挑戦者増田 陸(帝拳)
*昨年6月に保持する王座を獲得して以来、2度の防衛に成功してきた堤。今回はアマチュア経験の豊富な増田を迎えました。一進一退の攻防が続く中、要所要所でポイントをゲットしていった堤。僅差ながらも明白な判定で3度目の防衛に成功しました。
早くも次の試合が決まっている堤。年も押し迫った師走の26日に、穴口 一輝(真正)を相手に4度目の防衛戦を予定しています。
下記は2023年9月8日現在のバンタム級王者たちとなります。
WBA:井上 拓真(大橋/防衛回数0)
WBC:アレクサンドロ サンティアゴ(メキシコ/0)
IBF:エマヌエル ロドリゲス(プエルトリコ/1)
WBO:ジェイソン マロニー(豪/0)
OPBF(東洋太平洋):栗原 慶太(一力/0)
WBOアジア太平洋:西田 凌佑(六島/3)
日本:堤 聖也(角海老宝石/3)
日本/WBOアジア太平洋フェザー級戦:
日本王者松本 圭佑(大橋)判定3対0(119-109、118-110、117-111)リドワン オイコラ(平仲)
*4ヵ月前に8戦目で日本の頂点に立った松本。今回の初防衛戦では、指名挑戦者オイコラを相手に安定したボクシングを見せつけ大差の判定勝利。日本王座の初防衛に成功すると同時に、空位だったWBOアジア太平洋獲得にも成功しました。
世界も狙える逸材として注目を集めている松本。下記は松本の主戦場であるフェザー級の、2023年9月8日時点でのタイトル保持者たちとなります。
WBA:リー ウッド(英/防衛回数0)
WBC:レイ バルガス(メキシコ/0)
WBC(暫定):ブランドン フィゲロア(米/0)
IBF:ルイス アルベルト ロペス(メキシコ/1)
WBO:ロベイシー ラミレス(キューバ/1)
OPBF(東洋太平洋):堤 駿斗(志成/0)
WBOアジア太平洋:松本 圭佑(大橋/0)
日本:松本 圭佑(大橋/1)
WBOアジア太平洋スーパーライト級戦(王座決定戦):
井上 浩樹(大橋)TKO10回2分11秒 ハイバード アブドゥラスル イスモリロフ(ウズベキスタン)
*今年の2月に、約2年半ぶりにリングに復帰した井上。再起2戦目にして早くもタイトル戦出場となりました。
イスモリロフはその変則的なボクシングと強打で井上を苦しめていきます。中盤以降、何度も根負けしそうになった井上でしたが、最後は精神面で自分自身に打ち勝ち逆転勝利。最終回となった10回に、一気に3度のダウンを奪い試合を終わらせています。
苦しみながらも王座再獲得に成功した井上。今回の勝利により、ようやく筋金が入ったのではないでしょうか。
下記は新地域王者を含む2023年9月8日時点でのスーパーライト級王者たちとなります。
WBA:ローランド ロメロ(米/防衛回数0)
WBC:レジス プログレイス(米/1)
IBF:スブリエル マティアス(プエルトリコ/0)
WBO:テオフィモ ロペス(米/0)
OPBF(東洋太平洋):永田 大士(三迫/0)
WBOアジア太平洋:井上 浩樹(大橋/0)
日本:藤田 炎村(三迫/1)