今月10日、エディオンアリーナ大阪で行われた試合結果です。
フライ級戦(10回戦):
加納 陸(大成)判定3対0(98-87x3)キットデデット ヒランスック(タイ)
*これまでに暫定王座を含め、WBOアジア太平洋タイトルの3階級制覇を達成してきた加納。4月に大苦戦の末、引き分けながらもフライ級王座の防衛に成功しています。
既にWBOフライ級1位にランキングされている加納は、世界挑戦を見据え地域王座を返上。今回のタイ人との無冠戦に臨んでいます。初回、6回にダウンを奪うなどしてキットデデットを終始圧倒した加納でしたが、結局は格下を倒し切る事は出来ず。大差判定勝利を収めるも、不満の残る結果となってしまいました。
2016年夏以来の世界挑戦を目指す加納は、年内にもWBOフライ級2位のオリムジョン ナザロフ(ウズベキスタン)との挑戦者決定戦を行う事を示唆しています。
下記は加納が2度目の世界挑戦を目論んでいるフライ級戦線の、2023年9月17日時点でのタイトルホルダーたちとなります。
WBA:アルテム ダラキアン(ウクライナ/防衛回数6)
WBC:フリオ セサール マルティネス(メキシコ/5)
WBC(暫定):マクウィリアムス アローヨ(プエルトリコ/0)
IBF:サニー エドワーズ(英/4)
WBO:ジェシー ロドリゲス(米/0)
OPBF(東洋太平洋):桑原 拓(大橋/1)
WBOアジア太平洋:畑中 建人(畑中/0)
日本:飯村 樹輝弥(角海老宝石/0)
ライトフライ級戦(8回戦):
高山 勝成(石田)判定3対0(78-74x2、77-75)ジャローム バローロ(比)
*6月に、2年1ヵ月ぶりのリング復帰戦を果たしている高山。17歳年下で、キャリアでも4分の1以下の比国人に明白な判定勝利。無難に再起2連勝を飾りました。世界再獲得に向け、まずは日本国内やアジア地域王座を獲得したいところです。
下記は現在高山が本拠地としている、2023年9月17日時点でのライトフライ級のタイトル保持者たちとなります。
WBA:寺地 拳四郎(BMB/防衛回数1)
WBC:寺地 拳四郎(BMB/2)
IBF:シベナティ ノンティンガ(南ア/1)
WBO:ジョナサン ゴンザレス(プエルトリコ/2)
OPBF(東洋太平洋):ミエル ファハルド(比/0)
WBOアジア太平洋:山中 竜也(真正/0)
日本:大内 淳雅(姫路木下/0)