DAISPO WORLD BOXING EXPRESS

今年もやってるやってる~

マティアス、大激戦を制す(IBFスーパーライト級ほか)

2023年12月08日 05時08分21秒 | 世界ボクシング

先月25日、米国ネバダ州で行われた試合結果です。
IBFスーパーライト級戦:
王者スブリエル マティアス(プエルトリコ)TKO6回開始2秒 挑戦者ショージャホン エルガシェフ(ウズベキスタン(ウズベキスタン)

*試合開始早々から18分間、両者がリング中央で打っては殴られ、打っては殴られという激戦を演じた一戦。最後は体格で一回り大きかったマティアスがエルガシェフをギブアップに追い込むことに成功。カリブの新たな倒し屋が、2月に獲得した王座の初防衛に成功しました。

同胞の偉大なる先輩、フェリックス トリニダードやミゲル コットと比べると、まだまだの感があるマティアス。しかし20勝全KO1敗という記録が示すように、魅力的な選手であることには変わりありません。

下記はその新たなプエルトリコのスター候補生が君臨するスーパーライト級の、2023年12月8日現在の王者たちとなります。

WBA:ローランド ロメロ(米/防衛回数0)
WBC:レジス プログレイス(米/1)
IBF:スブリエル マティアス(プエルトリコ/1)
WBO:テオフィモ ロペス(米/0)
OPBF(東洋太平洋):永田 大士(三迫/0)
WBOアジア太平洋:井上 浩樹(大橋/0)
日本:藤田 炎村(三迫/1)

 

WBAスーパーフェザー級戦:
挑戦者ラモント ローチ(米)判定2対1(116-111、114-113、113-114)王者エクトール ガルシア(ドミニカ)

*昨年2022年初頭、ほぼ無名の存在から世界王座への挑戦権を獲得したガルシア。その年の夏には、その勢いを維持したまま世界王座奪取に成功。世界王座が膨れ上がった最近では珍しく、シンデレラボーイ誕生となりました。その活躍を評価されたドミニカ人は、今年の1月に現役最強戦士の一人であるジャルボンテ デービス(米)の対戦者に抜擢されました。その時は如何せん相手が悪く、それなりの頑張りを見せますが9回TKO負けを喫しています。

本来のスーパーフェザー級に戻ってきたガルシアは、指名挑戦者ローチの挑戦を受けました。実力拮抗者同士の対戦となったこの試合は、一進一退の攻防が続いていきます。迎えた11回、挑戦者の右でピンチに陥った王者。最終回に、バランスを崩すような形で不運なダウンを喫してしまいました。

結局は最終2回のポイントが勝敗を分けた結果となった一戦。ローチが僅差の判定で世界のベルトを獲得しています。

10月末から主要4団体の世界戦が順次行われたスーパーフェザー級戦線。結果は3人の王者たちが防衛に成功し、1人の新王者が誕生しました。下記は一段落した2023年12月8日現在の、スーパーフェザー級のタイトル保持者たちとなります。

WBA:ラモント ローチ(米/0)
WBC:オシャキー フォスター(米/1)
IBF:ジョー コルディナ(英/1)
WBO:エマヌエル ナバレッテ(メキシコ/2)
OPBF(東洋太平洋):森 武蔵(志成/0)
WBOアジア太平洋:力石 政法(緑/0)
日本:原 優奈(真正/0)

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