勿忘草 ( わすれなぐさ )

「一生感動一生青春」相田みつをさんのことばを生きる証として・・・

スローライフ

2005-10-21 22:42:07 | Weblog
 最近「スローライフ」という言葉をよく耳にする。
のんびりとしたスローな暮らしと思っていた。ところがどうも違うらしい。
本来の意味は、土地に根ざした手作りの暮らし、というような意味なのだそうだ。

 他人の手に頼らず、あらゆることを自分でやることを「スローライフ」といい、畑仕事も台所仕事もすべて自分でこなす。これは結構忙しそう。田舎暮らしという意味も含まれているのだろうか。

 スーパーやコンビニで出来合いのお惣菜を買って来て済ます。お弁当は外食、休日はファミレス、余った時間はのんびり過ごす。これは単なる怠慢か。

 しかし、「スローライフ」という本来の意味を知った上で、怠慢によるスローでのんびりとした時間を持つのもまたいいのではないだろうか。
世の中の進歩は目覚しい、昨日できなかったことが今日はできるようになっている。
そんなめまぐるしい世の中で、のんびりと生きることは難しい。だからこそ敢えてスローに生きることも必要なのかもしれない。
と、この頃思うのである。

 若い頃はがむしゃらに生きてきた、幾つもの失敗も繰り返し挫折もした。今の歳になって思うには、見えてきた終着駅、急ぐと早く着いてしまいそう。だから、背伸びせず身の丈の生き方、このほうが楽である。「楽で怠慢」  時にはこれもいい。
但し、若い方は怠慢にならず、世の中の歩調に合わせて歩いていただきたい、我が歳になったから自分に甘く「楽で怠慢」を許そうと思う。

 以前、鎌田 實氏の「がんばらない」という本の紹介をした。
頑張っているからこそ、偶には頑張らないことも必要。一生懸命急いでいるからゆっくり歩くことも必要。そんな風に思うのです。
2005.10.21