勿忘草 ( わすれなぐさ )

「一生感動一生青春」相田みつをさんのことばを生きる証として・・・

金と銀

2006-10-11 09:57:56 | Weblog
沈黙は金 雄弁は銀 

沈黙のほうが、雄弁よりまさっていることのたとえ

-大辞林より-
 
 誰もが知っていることわざですよね。『波紋』の記事では、言い訳をするより黙っていることが得策と、相田みつをさんの言葉を紹介しました。つまり沈黙は雄弁よりも勝るということですよね。
ところがこの言葉、本来はそういう意味ではないんだそうです。
 
 そもそもこのことわざはギリシャの弁論家の言葉だそうですが、当時は金より銀のほうが価値があり、今とはまったく逆で、雄弁は沈黙より勝るという意味で使われたらしい。
それがいつか銀より金の価値が高くなり、それとともに長い間に意味が逆になってしまったようです。

 しかしここで大切なのは、ただの駄弁ではなく、雄弁であることが肝心なのです。時には雄弁も必要なんですね。



べんかいの
うまい人間
あやまりっぷりの
いい人間

-相田みつをさん-

 言葉に対する格言は多くありますが、いくつか紹介します。


言葉多き者は品少なし

多弁は品が良くないという戒め

言葉は剣以上に人を傷つける

不用意な言葉が往々にして人の心を傷つける

言葉は身の文(あや)

言葉はその人の本性の表現である

言葉少なき者は知識あり

言葉数の少ない人は、深い知識を身につけているものだ
  
 おしゃべりな僕にとってはどれもが心に突き刺さる。
しかしこれらの格言は会話のときに気をつけることと理解します。我がブログへコメントをくださる皆さまは、どうぞこころおきなく自由におしゃべりしてくださいね。
2006.10.11