僕の好きな歌のひとつでもあると前にも紹介した、菅原洋一さんの『風の盆』の一節である。
越中富山の坂の街、八尾に繰り広げられる風の盆は、年々観光客が増え本来の姿が消えつつあると聞く。
その『風の盆』を見てきた。八尾に行ってきたわけではない。下町向島で八尾から来た踊り手による風の盆が開催されたのである。
その踊りは、目の前で踊っているにもかかわらず、目を向けなければ踊っていることさえわからないような静かな踊りである。
編笠に顔を隠し、夕闇のぼんぼりに浮かぶ涼しげな浴衣姿で踊る美女の後ろからは、哀愁を帯びた調べを奏でながら男衆が続く。
夢かうつつか幻か、下町の夜は静かに更けていった。
2006.10.14
< 悲しい時は 目を閉じて 八尾の秋を 思い出す 日が暮れた 坂道を 踊る幻 影法師 おわら恋しい 風の盆 |
越中富山の坂の街、八尾に繰り広げられる風の盆は、年々観光客が増え本来の姿が消えつつあると聞く。
その『風の盆』を見てきた。八尾に行ってきたわけではない。下町向島で八尾から来た踊り手による風の盆が開催されたのである。
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その踊りは、目の前で踊っているにもかかわらず、目を向けなければ踊っていることさえわからないような静かな踊りである。
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編笠に顔を隠し、夕闇のぼんぼりに浮かぶ涼しげな浴衣姿で踊る美女の後ろからは、哀愁を帯びた調べを奏でながら男衆が続く。
< 八尾の町に 泣きに来い 夜流しを 追いかけて 下駄の鼻緒も 切れるだろう 夢かうつつか 風の盆 |