勿忘草 ( わすれなぐさ )

「一生感動一生青春」相田みつをさんのことばを生きる証として・・・

さざんか時雨

2007-12-01 00:53:50 | Weblog
 表題は演歌のタイトルではありません。冬を彩る数少ない花のひとつ、さざんかが美しい。そのさざんかが咲く頃に降る雨を、さざんか時雨(しぐれ)とか、さざんか散らしというそうだ。


くもりガラスを 手で拭いて 
あなた明日が 見えますか



赤く咲いても 冬の花
咲いてさびしい さざんかの宿

 時雨とは、晩秋から初冬にかけて、降っては止み、止んでは降る通り雨をいう、と大辞林にある。せみ時雨のふりそそぐ夏が過ぎると、またたく間に訪れる冬。11月も終わりの東京は、一日中降ったり止んだりの冷たい雨。赤く咲く冬の花を散らすさざんか時雨に、明日は見えるのだろうか?


運命かなしい 冬の花
明日はいらない さざんかの宿
 
 
などと言わずに、明日を信じて 


せめて朝まで 胸の中 
夢を見させて くれますか


悪夢にならぬよう

Good night!