上野公園の不忍池には、秋から冬にかけて北国から1万羽を越えるカモが飛来するという。キンクロハジロ、ホシハジロ、オナガガモがカモのベスト3。他にもユリカモメなどのカモメ類も多く、桜の咲く頃に北国へ帰っていくそうだ。
そのカモが太りすぎて動きが鈍くなり、猫などの天敵に襲われ命を落としたり、飛べなくなって故郷の北国へ帰れなくるという。
カモは通常、水草などが主食で、人が与えるパンなどの高カロリーな餌が原因で栄養が偏り、肥満になるカモが多いといわれる。
不忍池では野鳥へのエサやり防止キャンペーンを繰り広げ、ポスターなども目立つ。しかし、渡り鳥は長旅に備え体力をつける習性もあり、専門家の意見では疑問視する声もあるというが、どこの世界もメタボは肩身が狭いようだ。