勿忘草 ( わすれなぐさ )

「一生感動一生青春」相田みつをさんのことばを生きる証として・・・

時の過ぎ行くままに

2007-12-02 00:00:38 | Weblog

◇ カラスウリ ◇

子供の時も
湧水が道を流れていた
節くれた木の根は
相変わらず崩れかけた岩を掴んで
鳥は世代交代などどこ吹く風
あの時の鳥のように木の実をつついている
この山道の時間は動いているのか止まっているのか
でも籠を背負って歩いていた人はいない
赤いカラスウリを
首に下げて帰ってきた
父もいない
人間にだけ
時が厳しく過ぎている

-星野富弘さん-

 月は満ちては欠け、季節は移ろい、時は過ぎ、暦が替わる。都心ではなかなか見ることができないカラスウリが、去年と同じ藪の中で今年も赤い実を付けていた。時は師走。



「昨日、どこへいったの?」

「そんな昔のことは忘れたよ」

「これからどうするの」

「そんな先のことはわからないよ」



-映画「カサブランカ」の中の有名な台詞のひとつ-

「As Time Goes By ・ 時の過ぎ行くままに」の音楽も印象深かった。