勿忘草 ( わすれなぐさ )

「一生感動一生青春」相田みつをさんのことばを生きる証として・・・

冬の蝶

2007-12-05 22:48:35 | Weblog
 今朝は、今シーズン一番の冷え込みになったという。秋を彩った花々は散り、本格的な冬がやってきた。寒い冬が嫌いな僕は、冬眠でもしたい。

 『花のいのちは短いけれど、蝶のいのちもはかなくて・・・』と、むかし誰かが歌ってた。 
 はかない命といわれる蝶は冬を越すことはできないと思っていた。ところがタテハチョウという種類の蝶は冬を越すのだそうだ。
 花の少ないこの時期に、陽だまりの大きな柑橘類の上で、じっと羽を休めている冬の蝶はどこか悲しげだ。

 中国の故事に「胡蝶の夢」というのがある。荘子が胡蝶になった夢を見た。夢の中で自分が蝶になったのか、蝶が自分になったのか疑ったという故事から、現実と夢との区別が付かないことをいい、人の世のはかなさの例えにつかわれるらしい。

死を生の証と思う冬の蝶

-秋尾敏さん-

 どうせはかない一生なら、楽しく生きることを考えよう。蝶よ花よと育てられたわけではないけれど(この言葉、女の子にだけ使われるのかな?)、胡蝶の夢にならぬよう、冬眠なんかするのはよそう♪