勿忘草 ( わすれなぐさ )

「一生感動一生青春」相田みつをさんのことばを生きる証として・・・

UFO

2007-12-20 23:56:49 | Weblog
◇ 冬の星座 ◇


木枯しとだえて さゆる空より
地上に降りしく 奇(くす)しき光よ
ものみな憩える しじまの中に
きらめき揺れつつ 星座はめぐる

 冬の夜空に煌く星は、寒さとともに一段とその輝きを増す。西の空に日が沈み夜のしじまが訪れるころ、東の空に赤く輝く星がある。12月19日、2年ぶりに地球に最(?)接近した火星である。火星の接近は約2年2ヶ月ごとに繰り返されるという。

♪♪
ほのぼの明かりて 流るる銀河
オリオン舞い立ち スバルはさざめく
無窮をゆびさす 北斗の針と
きらめき揺れつつ 星座はめぐる

 子どものころ、埼玉の農村地帯に育った僕は、降るような星空を見るのが好きだった。特に冬のオリオン座が美しい。オリオン座の三ツ星の南にある大星雲にも目を凝らした。
 冬のオリオン座に対し、夏の夜空には「北の十字」と呼ばれ、南十字星と対比される夏の代表的な星座、白鳥座がある。この星座は天の川の上に翼を広げ、北から南に向けて飛ぶ形をしている。

白鳥は 哀しからずや
空の青 海の青にも
染まずただよう

ー若山牧水-

 宇宙の生物の代表は火星人であるが、閣議ではUFOの存在も議論されている。夢はあっていいが、僕はUFOは存在しないと思っている。

 牧水が詠った白鳥(しらとり)とは、カモメのことであるが、皇居のお堀では冬の鳥、白鳥が寒さの中、水の青さにも世の中の雑音にも染まらずに漂っていた。