この時期になると毎年送られてくる真っ赤なりんご。アダムとイヴが、蛇にそそのかされて食べた、善悪を知る果実ともいわれる。
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昔々の若い頃、りんごの皮を得意げに丸く剥いた。その時に言われた。りんごは四半分に切ってから、皮を縦に剥くのが正しい剥き方だと。
禁断の木の実を食べたアダムとイヴは神に見つかり、あわてて飲み込もうとしたが、アダムは喉につかえさせた。これが喉仏になったという。喉仏のことを『アダムのりんご』というそうだ。
イヴが飲み込んだりんごは、胸につかえて二つに割れ、それが乳房になったという。もっと大きなりんごを胸につかえさせたかった、というのはどなたですか?
僕も、今年はもっとたくさんりんごを食べて、善悪を知るようにならなければ・・・。
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『初恋』
まだあげ初めし前髪の
林檎のもとに見えしとき
前にさしたる花櫛の
花ある君と思ひけり
やさしく白き手をのべて
林檎をわれにあたへしは
うすくれないの秋の実に
人こひ初めしはじめなり
わがこゝろなきためいきの
その髪の毛にかゝるとき
たのしき恋の盃を
君が情けに酌みしかな
林檎畑の樹の下に
おのづからなる細道は
誰(た)が踏みそめしかたみぞと
問ひたまふこそこひしけれ
-島崎藤村-
まだあげ初めし前髪の
林檎のもとに見えしとき
前にさしたる花櫛の
花ある君と思ひけり
やさしく白き手をのべて
林檎をわれにあたへしは
うすくれないの秋の実に
人こひ初めしはじめなり
わがこゝろなきためいきの
その髪の毛にかゝるとき
たのしき恋の盃を
君が情けに酌みしかな
林檎畑の樹の下に
おのづからなる細道は
誰(た)が踏みそめしかたみぞと
問ひたまふこそこひしけれ
-島崎藤村-
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禁断の木の実を食べたアダムとイヴは神に見つかり、あわてて飲み込もうとしたが、アダムは喉につかえさせた。これが喉仏になったという。喉仏のことを『アダムのりんご』というそうだ。
イヴが飲み込んだりんごは、胸につかえて二つに割れ、それが乳房になったという。もっと大きなりんごを胸につかえさせたかった、というのはどなたですか?
僕も、今年はもっとたくさんりんごを食べて、善悪を知るようにならなければ・・・。