勿忘草 ( わすれなぐさ )

「一生感動一生青春」相田みつをさんのことばを生きる証として・・・

夜明け

2006-10-12 17:00:24 | Weblog
 年齢による早朝の目覚めに窓の外を見ると、赤く燃えた東の空が美しく輝いていた。急いでカメラを手に最上階へ。

 そして爽やかな朝の空気が漂う夜明けの空に眠気も醒め、夏を思わせる暖かさにも誘われて、朝の空気を吸いに隅田川へ行く。
そこはすでにウオーキングやジョギングを楽しむ人で賑わっていた。
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 この美しい朝の光景は平和な日本の象徴でもあるのだろう。そこには幸せが満ち溢れているようでもあった。

 そんな時、隣国では物騒な実験が行われたという。

アインシュタインがこんな言葉を残しているという

第三次世界大戦が
どのようにおこなわれるか私にはわからないが
第四次世界大戦で
何が使われるかはお教えできる
石だ!

 この意味を僕なりに考えてみた。第三次世界大戦がおこれば人類は滅亡し、原始に戻るということだろうか?

 別の意味があるのならどなたか教えて欲しい。そして明日も平和であることを願う。
2006.10.12

金と銀

2006-10-11 09:57:56 | Weblog
沈黙は金 雄弁は銀 

沈黙のほうが、雄弁よりまさっていることのたとえ

-大辞林より-
 
 誰もが知っていることわざですよね。『波紋』の記事では、言い訳をするより黙っていることが得策と、相田みつをさんの言葉を紹介しました。つまり沈黙は雄弁よりも勝るということですよね。
ところがこの言葉、本来はそういう意味ではないんだそうです。
 
 そもそもこのことわざはギリシャの弁論家の言葉だそうですが、当時は金より銀のほうが価値があり、今とはまったく逆で、雄弁は沈黙より勝るという意味で使われたらしい。
それがいつか銀より金の価値が高くなり、それとともに長い間に意味が逆になってしまったようです。

 しかしここで大切なのは、ただの駄弁ではなく、雄弁であることが肝心なのです。時には雄弁も必要なんですね。



べんかいの
うまい人間
あやまりっぷりの
いい人間

-相田みつをさん-

 言葉に対する格言は多くありますが、いくつか紹介します。


言葉多き者は品少なし

多弁は品が良くないという戒め

言葉は剣以上に人を傷つける

不用意な言葉が往々にして人の心を傷つける

言葉は身の文(あや)

言葉はその人の本性の表現である

言葉少なき者は知識あり

言葉数の少ない人は、深い知識を身につけているものだ
  
 おしゃべりな僕にとってはどれもが心に突き刺さる。
しかしこれらの格言は会話のときに気をつけることと理解します。我がブログへコメントをくださる皆さまは、どうぞこころおきなく自由におしゃべりしてくださいね。
2006.10.11

波紋

2006-10-09 22:59:47 | Weblog
T さんなぁ
あなたの気持ち
よくわかるけど
いまはなんにも
いわぬほうがいいな
いえば弁解になるから



静かな池の水面にさ
小石をポチャンと落とすだろ
水面いっぱいに波紋ができるよね



その波紋を静めようと手で押さえる
すると押さえた手のところへ
また新しい波紋ができてしまう



だからね、波紋を静めるにはね
そのままにしておくことが
いちばんいいんだよ



あなたが弁解すれば
弁解したところに
また新しい波紋ができる
苦しいだろうがね
いまはなにもいわぬほうがいい



その代わり、やることだけは
やっておくんだよ
あんなに降った雪でも
時期がくればいつか自然に解けて
土の中から水仙の芽が
ちゃんと出てくるものね



弁解やいいわけよりも
いま、ここで、やるべきことを
具体的にやってゆくことだね
雪におおわれた土の中の
球根のように・・・・・

-相田みつをさん-


 何年も前のこと、俳優の古谷一行さんだったと思うが(間違ったらごめんなさい)女性とのスキャンダルで、相手の女性の聞くに堪えないような情事の暴露により、芸能レポーターなるものに追いかけられた。
そのときの彼の答え。「彼女の言うとおりです、すべて間違いありません」
この一言でその話題はワイドショーから消えた。
2006.10.09

隅田の月

2006-10-07 23:58:33 | Weblog


花は上野か柳は銀座
月は隅田の・・・
月は隅田の屋形船

 昨夜は旧暦8月15日、中秋の名月だったそうだが、東京地方は生憎の暴風雨でお月見どころではなかった。
しかし中秋の名月と満月とは、時に一致しないことがあるという。

 今年はありがたいことに、中秋の名月から一夜遅れての満月だそうだが、昨日の風雨が嘘のように晴れ上がった東京地方は、暗くなるとともに見事な満月が顔をのぞかせた。
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 東京音頭でも歌われた隅田の月を見るべく、リサーチに行ったところ、隅田川は昨日の豪雨により水量が増し、いつもは川のほとりを散策できる遊歩道が、水で溢れていた。
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 夕方の4時を過ぎると、満潮とも重なったのだろうか、みるみる水位が上がり、あっという間に川と遊歩道の境である柵も危うく見えなくなりそうになった。側にいた地元の方と思われるお年寄りに聞くと、こんなことは珍しいという。
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 やがて日が落ちると、水量が増してとうとうと流れる隅田川の上空に現れた満月は、昨日の嵐を嘲笑うかのようにその影を水面に映して、美しく輝いていた。
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 中秋の名月(旧暦8月15日)と満月が一致しない理由は、月と地球の公転軌道の関係で、新月から満月までの日数が15日とは限らないために起こるのだそうです。
2006.10.07

ホウ酸団子

2006-10-06 23:59:36 | Weblog
 世の中にゴキブリを好きな人はいないと思うが、死ぬほど嫌いという人は多い。これから涼しくなってゴキブリの活動も鈍くなると思うが、冬でも暖房の効いた部屋では、一年中活動している。

 我が家では10年以上前からホウ酸団子を置くようになって、見事にゴキブリの姿を見なくなりました。

 先日coroさんのブログでゴキブリ退治の記事を読み、ホウ酸団子のお話をしたところ、知らなかったと聞いて、ご存じない方に参考にしていただこうと思いました。
 
『作り方』
 
 茹でたジャガイモを潰し、市販のホウ酸を適量混ぜ合わせ、よく練って親指大の団子を作ります。アルミホイルなどに乗せ、台所周りの扉のある戸棚などの奥に置きます。
 

 この方法は見事なほどゴキブリがいなくなり、作り方も簡単、ホウ酸は薬局で手に入ります。

 ネットで調べたところ、ホウ酸には毒性もあり、ペットや子供には気をつけないといけないようですが、台所など扉のある場所の奥に置くといいようです。

 詳しく知りたい方は、こちら をご覧ください。
2006.10.06

存在価値

2006-10-04 21:27:08 | Weblog
 いったんは良くなったと思った風邪も咳が治まらず微熱もあり、歳のせいかいつまでもグズグズしていてすっきりしない。薄くなった髪も人並みに伸びるし、中途半端に伸びた少ない髪はミジメでもある。
風邪に散髪は良くないと知りつつ、すっきりしたいので理髪店に行った。

 髭を剃りながら、理髪店の奥さん「この頃、内臓脂肪が増えて太ったので苦しいし、この歳でもう大きくならなくていいのに、太ると胸も大きくなって重たいのよ」
「あれっ、女性にとって胸は重たいものなの?」
「そうよ、若いときはともかく、この歳になったら胸なんか小さいほうがいいわ」
「女性は誰でも胸を重たいと感じているの?」
「そうだと思うわよ」

 内臓はその存在を感じるときは、その臓器に不具合があるときだいう。女性はいつも胸の存在を感じながら生きているのだろうか。

「僕なんか普段男の持ち物の存在を感じたことなんかないよ」
「アハハハ」
「僕だけかなぁ」
「そんなの知らないわよ」
「重いと感じるようになりたいね」
ご主人
「Gold なのにね」

 さて、皆さん。僕の疑問に答えていただけませんかぁ。
女性っていつも胸を重いと感じて生きているのでしょうか?
男性も、男性自身の存在を重いと感じているものなのでしょうか?
感じない僕は何故?
2006.10.04

泣いてもいいんですか?

2006-10-02 22:10:06 | Weblog
 ワイドショーで丹波哲郎さんの葬儀の模様が流れていた。愛人と呼ばれた女性と、その息子さんも葬儀に参列していた。丹波さんの息子さんである。丹波さんは彼女を公にしていたという。
お母さんの涙を拭くその息子さん、涙を見せなかったそうだ。

 葬儀の後、レポーターが電話で取材を申し入れたが、ご長男がいるので、僕がなにかをいう立場にないと、やわらかく断られたという。

 「あなたは泣かなかったようですが」と聞くと、「泣いてもいいんですか?」と聞かれた。
 「人間だから悲しいときは泣いてもいいんじゃないですか」というと、しばらく言葉が途絶えたあと、彼は「そうですよね」そういって、電話の向こうから嗚咽する声が漏れてきたという。

 葬儀の映像には30代前半の爽やかな青年の顔が映っていた。それぞれの立場でそれぞれの生き方がある。

憂い



むかしの人の詩にありました

君看よ 双眼の色
語らざれば 憂い無きに似たり


憂い・・・・・がないのではありません
悲しみ・・・・・が無いのでもありません
語らない だけなんです
語れないほど 深い憂い・・・・・だからです
語れないほど 重い悲しみ・・・・・だからです

人にいくら説明したって
まったくわかってもらえないから
語ることをやめて
じっと こらえているんです
文字にも ことばにも
到底表せない
深い憂い・・・・・を
深い悲しみ・・・・・を
心の底深く ずっしり沈めて
じっと黙っているから
眼が澄んでくるのです

澄んだ眼の底にある
深い憂いのわかる人間になろう
重い悲しみの見える眼を持とう

君看よ 双眼の色
語らざれば 憂い無きに似たり

語らざれば 憂い無きに似たり

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-相田みつをさん-
 2006.10.02