世界水泳メルボルン大会は、男子200m平泳ぎの決勝が行われ、日本の北島康介が金メダルを獲得!北島はアテネ五輪以来の世界一、世界水泳では2003年のバルセロナ大会以来の金メダルとなりました。
レースのほうは、序盤から北島とブレントン・リッカード(オーストラリア)が飛び出す展開となり、50mは北島が先頭で折り返します。頭一つ抜け出した北島は、100mのラップでは世界記録を上回るペースでした。新記録も期待されたのですが、最後の50mで失速。それでも北島は先頭でゴール、2分9秒80のタイムで優勝しました。
北島はバルセロナ大会では100mと200mの2冠を達成、いずれも世界新記録での優勝でした。しかし、アテネ五輪以降は金メダルに縁が遠くなり、ライバルのブレンダン・ハンセンに敗れることが多くなりました。今回の世界水泳では、100mで銀メダル、50mではまさかの5位で惨敗。北島の時代は終わりかと思われたところでの復活劇、200mはハンセンが体調不良で欠場となりましたが、北京五輪ではハンセンを倒して金メダル獲得となるのでしょうか?
北島選手の金メダル獲得で、今大会の日本のメダル獲得数は、金1個・銀3個・銅7個、合計11個となりました。(競泳5個、シンクロ6個)男子では北島が2個獲得しているのですが、女子は柴田亜衣が銅メダル2個を獲得しています。柴田選手は、アテネ五輪で金メダルを獲得した800m自由形で3個目のメダル獲得に挑みます。また、中村礼子選手は200m背泳ぎで2個目のメダルに挑戦。準決勝では日本新記録を樹立、全体の3位で決勝に進出していますから、勢いに乗っているでしょう。明日もメダル獲得なるか?
最後に、世界水泳のキャスターをやっている松岡修造は、北島の金メダルを見て、熱くなりすぎて号泣したかもしれません…。