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元日恒例の天皇杯全日本サッカー選手権大会の決勝は、鹿島アントラーズが2-0でサンフレッチェ広島に快勝し、7年ぶり3度目の優勝を飾りました。
試合は前半8分、右サイドにいた内田篤人がマルキーニョスとのワンツーから抜け出すと、右足で決めて鹿島が先制します。対するサンフレッチェは、再三に渡って同点のチャンスを作りますが、鹿島ディフェンス陣の前にゴールが生まれません。
後半、鹿島はマルキーニョスが立て続けにヘッドで狙いますが、ゴールネットを揺らせず。後半17分、決定的な場面が生まれますが、田代有三が決められません。一方の広島は、森崎浩司が強烈なミドルを放っていきますが、GKに阻まれます。終盤に猛反撃を見せますが、同点弾が奪えないまま試合はロスタイムへ。そしてロスタイムに鹿島がカウンター攻撃。途中出場の柳沢敦がペナルティエリア内まで進入すると、シュートと見せかけてダニーロにパス。これを受けたダニーロが決めて勝負あり。攻守で広島を上回った鹿島が、Jリーグ年間王者に次ぐ2冠達成です。
今年の決勝は、鹿島が王者の意地を見せ付けた試合となりました。去就が注目される柳沢は後半残り数分で出場し、1アシストを挙げ優勝に貢献しました。2点目を挙げたダニーロは、来日初ゴールだそうです。これで鹿島アントラーズは11冠。今季2冠をきっかけに第2期黄金時代が始まるのか?
広島も頑張ったんですが、やはり柏木陽介の出場停止は痛かった。もし出場していたら、内容も互角の展開になっていたはず。佐藤寿人、森崎ツインズ(浩司・和幸)、青山敏弘といった代表クラスの選手たちが、来季はJ2で戦います。
この2チームは、3月に行われるゼロックス・スーパーカップで対戦決定。もし広島が鹿島に勝ったら、「J1は混戦必至、J2は広島の1強」になるかもしれません。2008年のJリーグを占う大会では、どんな試合になるのでしょうか?
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