

29日は鉄道のトラブルが各地で発生し、東海道新幹線が停電&3時間以上も不通になり、北海道ではJR函館線の踏切で特急電車とトラックが衝突する事故が起きました。
まずは東海道新幹線のトラブルからです。午後1時50分ごろ、横浜市神奈川区羽沢町で新幹線の下り線の架線が切れるアクシデントがありました。架線が地面に落ち、線路横の枯れ草に燃え移って火災発生。また、品川~小田原間で停電が起こり、上下線で3時間20分も不通になり、6本が立ち往生し3000人以上の乗客が車内に閉じ込められました。午後5時13分に運転を再開しましたが、停電により夜遅くまでダイヤが大きく乱れ、新幹線56本が運休、190本に遅れが生じ(最大4時間20分)、乗客約15万人に影響が出ました。
「こだま659号」が通過した後、銅でできた「補助吊架線」が切断。切れた部分は火花が散ったそうです。その後の調査で12両目のパンタグラフが大破していました。
3時間以上車内で缶詰めになった乗客、駅で長時間待たされた人は疲労感でいっぱい。中にはイライラした人もいれば、体調を崩してしまった人もいると思います。トイレも使えない、暖房も使えなくて寒い、車内販売の飲食物が売り切れて何も食べられない…。停電中は「生き地獄」を体験し、運転再開~駅に到着した時はホッとしたんじゃないでしょうか。
新幹線が大混乱になる前には、北海道で事故が起きました。午後12時30分ごろ、北海道深川市のJR函館線の踏切で、旭川発札幌行き特急「スーパーカムイ24号」と40歳男性が運転しているトラックが衝突。この事故で乗客38人、特急電車の運転士と車掌、トラックの運転手の41人が負傷。死者はいませんでした。警察の調べでは、運転手が踏切手前で急ブレーキを踏むもスリップ、遮断機を折った後に踏切内に進入、立ち往生しているところに特急電車と衝突したという。運転手は「踏切に気付くのが遅れた」と供述。
この影響で函館線旭川-滝川駅間の上下線で運転見合わせており、深夜になっても復旧作業が続いているようです。一夜明けた30日には運転を再開できるけど、多少時間かかるのでは…。
この他にも、午前9時前に大阪で自転車に乗っていた男性が、踏切内で近鉄電車にはねられて死亡。夜7時過ぎに茅ケ崎市内の踏切で女性が電車にはねられて死亡する事故がありました。この人身事故の影響で東海道線は東京~小田原間で上下線が一時運休しました。29日は新幹線が長時間も運休、各地で踏切事故が相次いだので「鉄道受難の日」といえるでしょう。電車の事故やトラブルは尽きませんなあ。




