2012年クラシック開幕！桜花賞はディープ産駒の１，２フィニッシュ！

牝馬３冠シリーズの第１戦・第72回桜花賞（GI・芝1600ｍ 18頭立て）が８日、阪神競馬場で行われました。2012年の３歳クラシックの幕開けを告げるこのレース、ディープインパクト産駒からは、昨年の２歳女王⑰ジョワドヴィーヴル、シンザン記念勝ち馬⑩ジェンティルドンナ、大魔神・佐々木主浩氏の所有馬⑮ヴィルシーナ、目下３連勝中の⑥パララサルーの４頭が参戦。他にもフィリーズレビューを勝った⑪アイムユアーズ、フラワーカップ覇者③オメガハートランド、⑬サウンドオブハート、②エピセアロームなどが桜の女王の座を目指して出走しました。


直前の単勝上位人気は、１番人気がジョワドヴィーヴル（2.3倍）、２番人気がジェンティルドンナ（4.9倍）、アイムユアーズ３番人気（9.7倍）。４番人気以降はヴィルシーナ、サウンドオブハート、エピセアローム、サウンドオブハートと続きました。
ややばらついたスタートで始まったこのレース、先行争いで⑤エイシンキンチェムと⑧マイネエポナがハナに立つが、大外から⑱アラフネが上昇して先頭に。４番手集団にヴィルシーナ、エピセアローム、④サンシャインの３頭が並び、アイムユアーズと⑨イチオクノホシが７番手で並走。中団の９番手にサウンドオブハート、10番手にジェンティルドンナと⑩メイショウスザンナ。12番手⑯ファインチョイス、13番手⑭トーセンベニザクラ、オメガハートランドは15番手、その後ろの16番手にジョワドヴィーヴルが追走。パララサルー後方２番手、⑫プレノタートがしんがりから進出開始。
外回り３コーナーの中間地点に入り、アラフネが先頭でレースを引っ張り、前半800ｍを46秒台で通過。ヴィルシーナは４番手、ユアーズは６,７番手で追走。サウンドオブハート、ルドンナはまだ中団、ジョワドは４コーナーのところで大外に持ち出して勝負に出る！いよいよ最後の直線に差し掛かり、先頭争いはアラフネとエポナ、エピセアロームが内を突こうとするも前が開かない。残り200ｍでヴィルシーナとアイムユアーズが争う中、外からジェンティルドンナが並びかける！ラスト100ｍでヴィルシーナがわずかに前に出るが、ゴール前でルドンナが抜け出してゴールイン！桜の女王に輝いたのはジェンティルドンナ！ヴィルシーナ２着でディープ産駒１,２フィニッシュ！


全着順＆払戻金
１着⑩ジェンティルドンナ　１分34秒6
２着⑮ヴィルシーナ　　　　　1/2馬身
３着⑪アイムユアーズ　　　　 1/2馬身
４着⑬サウンドオブハート　　１馬身3/4
５着⑦メイショウスザンナ　　　 クビ
６着⑰ジョワドヴィーヴル　　　　クビ
７着⑯ファインチョイス　　　　アタマ
８着⑭トーセンベニザクラ　　　 ハナ
９着⑤パララサルー　　　　　　クビ
10着④サンシャイン　　　　　 1/2馬身
11着⑨イチオクノホシ　　　　 ハナ
12着③オメガハートランド　　ハナ
13着⑧マイネエポナ　　　　　 1/2馬身
14着⑫プレノタート　　　　　 クビ
15着②エピセアローム　　 　　１馬身1/2
16着⑱アラフネ　　　　　　　　５馬身
17着⑥エイシンキンチェム　　　3/4馬身
18着①ダームドゥラック　　　 3/4馬身

単勝　 10 490円 　 　 　 　
複勝　 10 180円　15 300円　 11 270円
枠連　 5－7 970円 　 　 　 　
馬連　 10－15 1850円 　 　 　 　
ワイド　 10－15 720円　 10－11 740円　 11－15 1180円
馬単 　　10－15　 3150円 　 　 　 　
３連複　 10－11－15　　5110円 　 　 　 　
３連単　 10－15－11　 24020円


実力のある３歳牝馬たちが集結した今年の桜花賞は、単勝２番人気の⑩ジェンティルドンナが、ゴール前でヴィルシーナとアイムユアーズをかわして１着。差し切り勝ちで桜花賞を制しました。大魔神の所有馬・ヴィルシーナが２着、重賞２勝のアイムユアーズが３着に入りました。１番人気に支持されたジョワドヴィーヴルは、直線で外に持ち出しながらも全く伸び切れず６着。前回同様飛ぶような末脚を見せられず掲示板を外す結果に終わりました。
ジェンティルドンナに騎乗した岩田康誠騎手は、今年２度目のGI勝利で通算14勝目。桜花賞は初制覇となります。岩田騎手は来週の皐月賞でディーププリランテに騎乗予定なので、２週連続GI勝利も期待されます。管理する石坂正調教師はクラシック競走初勝利。また、ディープインパクト産駒は２年連続でこのレースを勝利しています。
シンザン記念で牡馬を蹴散らして重賞初勝利の後、ジョワドヴィーヴルとの直接対決で注目されたチューリップ賞では、発熱の影響で４着に終わりました。この日は体調も万全で、持ち前の末脚も蘇り、前にいた馬達を一気に抜いて行きました。牡馬相手に勝った実力は伊達じゃなかったですね。次はオークスで牝馬２冠に挑戦。府中コース未経験、2400ｍの長距離と不安な面はあると思いますが、それらを克服して２冠制覇できるでしょうか。

来週は牡馬クラシックの第１弾・皐月賞が中山競馬場で行われます。きさらぎ賞と若葉ステークスを勝ったワールドエース、スプリングステークスの覇者・グランデッツァ、弥生賞を勝ったコスモオオゾラ、ディープブリランテ、アダムスピーク、ゴールドシップ、ロジメジャー、トリップ、アーデントなどが登録しています。牡馬戦線も牝馬同様に混戦模様、皐月賞で主役に躍り出るのはどの馬か？



　　
　

小久保に今季初本塁打！ホークスが西武に２連勝！

金曜日の試合は、８回まで無得点と完封負けの恐れもありましたが、９回に４連打で４点を奪い、逆転勝利を挙げた福岡ソフトバンクホークス。今季２度目の３連勝をかけた７日も、西武ドームで埼玉西武ライオンズと対戦。この日はホークスが岩嵜翔、西武はエースの涌井秀章が先発しました。


スタメン
１（二）本多雄一
２（遊）明石健志
３（右）内川聖一
４（指）松中信彦
５（一）小久保裕紀
６（三）松田宣浩
７（中）長谷川勇也
８（左）ペーニャ
９（捕）細川　亨
　（投）岩嵜　翔


ホークスは初回、上位打線が涌井の前に３者凡退に抑えられると、２回には松中・小久保・松田が３者連続三振。３回も３者凡退に打ち取られ、序盤３イニングは涌井からランナーが出ません。一方、先発の岩嵜は、２回に２死から浅村栄斗に３塁打を浴びるも、７番・高山久を空振り三振に仕留めて先制阻止。３回には１死２塁と得点圏に走者を背負いましたが、後続を抑えて無失点。
０－０の４回、ホークスは１死から明石がレフト前ヒットを放って初めて走者を出しましたが、内川の場面で牽制死。その裏、岩嵜が中島裕之にフォークを狙われ、レフトスタンドへの先制本塁打を浴びてしまいました。
１点を追うホークスは５回、先頭の小久保が涌井の４球目のストレートを捉え、レフトへ高々と舞い上がった打球はそのままスタンドイン！小久保の今季第１号本塁打で１－１の同点に追い付きます。この後、松田の四球＆盗塁で１死２塁と勝ち越しのチャンスを作り、ペーニャがスライダーを弾き返してセンター前ヒット。２塁から松田が生還し、２－１と逆転に成功します。
しかしその裏、岩嵜がヒットと犠打で２死２塁とされ、西武１番・ヘルマンに甘く入ったストレートをライト前に弾き返され、タイムリーヒットで２－２の同点とされました。
同点で迎えた７回、ホークスは１死から小久保がライト線への２塁打を放つと、松田と長谷川の連続四球で１死満塁と勝ち越しのチャンス。ここでペーニャがバットを折りながらもセンターへの犠牲フライ。３塁走者・小久保がホームインして３－２と勝ち越しに成功。７回裏、岩嵜が代打・米野智人にヒットを許すと、２番手・岡島秀樹がヘルマンに四球を与えて２死１,２塁。しかし、岡島が栗山巧をチェンジアップで空振り三振に仕留め、西武の反撃を許さず。
１点リードの９回、小久保が四球を選ぶと、西武５番手・MICHEAL（日ハム→巨人）の牽制悪送球で１死２塁と追加点のチャンス。 ここで長谷川がMICHEALの変化球を引っ張り。ライトを破るタイムリー２塁打で４点目！ホークスに大きな追加点が入ります。そして９回裏に４番手・森福允彦が西武打線を３者凡退に抑えて試合終了。ホークスが４－２で西武に競り勝ちました。


パ・リーグ　2012/04/07（土）
西　武－ソフトバンク　2回戦　
（ソフトバンク2勝、西武ドーム、14:05、24735人）
H　０００　０２０　１０１　　４
L　０００　１１０　０００　　２
【投手】
（ソ）岩崎、岡島、金沢、森福－細川
（西）涌井、星野、岡本篤、松永、マイケル－炭谷、星孝
【責任投手】
（勝）岩崎2試合2勝
（Ｓ）森福4試合1Ｓ
（敗）涌井2試合2敗
【本塁打】
（ソ）小久保1号ソロ（5回、涌井）
（西）中島1号ソロ（4回、岩崎）


ホークスまたもや西武に勝利～！今回の試合は、キャプテン・小久保選手に待望の今シーズン初アーチが飛び出すと、ペーニャ選手がまたしてもバットで勝利に貢献。投げては岩嵜投手が涌井投手に投げ勝ち、岡島投手と森福投手も好リリーフを見せました。西武に連勝して今カード勝ち越しを決め、チームも今季２度目の３連勝となりました。
先発の岩嵜投手は、７回途中まで91球を投げ、被安打５・３奪三振・１与四死球・２失点と言う内容。前回同様先制点を許した後、味方打線の援護もあり、勝利投手になりました。岩嵜投手はこれで２連勝ですね。
打線の方は、チーム全体で７安打。今季初ホームランを放った小久保選手は、この試合３打数２安打をマーク。涌井投手のストレートをジャストミートし、打った瞬間にホームランとわかるような一撃でした。次の打席の２塁打は、勝ち越し点に繋がりました。2000本安打まであと31本、ここからヒット量産と行きたいところですが…。ペーニャ選手はこの日もヒーローとなり、５回に２点目となるセンター前タイムリーヒット、７回には勝ち越し犠牲フライを放ち、２打点の活躍を見せました。２試合連続でタイムリーと上昇気流に乗ってます。
８日・日曜日の予告先発は、西武・石井一久、ソフトバンク・新垣渚となっています。先週のオリックス戦で３年半ぶりの復活勝利を挙げた新垣投手、復帰２戦目も勝利できるでしょうか？