日刊魔胃蹴

暑すぎてつらい。

樫の女王と上半期マイル王を目指して…。マイラーズカップ&フローラステークス。

2012年04月23日 | 競馬

今週から東京競馬場と京都競馬場に舞台を移し、22日はGⅡ競走が東西で行われ、東京ではオークストライアルの「フローラステークス」、京都はマイル重賞「読売マイラーズカップ」がありました。GIに直結するレースを制し、大舞台に名乗りを挙げる馬は果たして?



京都のメインレース・第43回読売マイラーズカップは、フルゲート18頭によって争われました。安田記念の前哨戦であるこのレース、昨年まで阪神競馬場で行われていましたが、今回から京都開催に変更。今年は昨年の安田記念馬・⑭リアルインパクト、NHKマイルカップ覇者⑱グランプリボス、マイルチャンピオンシップを制した⑯エイシンアポロンとGI馬3頭が集結。他にも①トーセンレーヴ、⑰シルポート、⑪フィフスペトル、⑦レッドデイヴィス、⑥コスモセンサー、③ダノンシャークといったマイル&中距離戦線で活躍する馬達が参戦しました。
レースは好スタートを切ったシルポートが先手を奪い、⑤トウショウフリークが2番手につけ、②リーチザクラウン3番手、4番手にコスモセンサー追走。5番手集団の中にフィフスペトルとエイシンアポロンがいて、その後ろの中団の8番手にトーセンレーヴが控える。リアルインパクトは⑩ドリームチケットと併せながら11番手圏内。ダノンシャークが12番手、外側のグランプリボスは13番手。後方の14番手グループに⑮ダノンヨーヨーと⑬ヤマカツハクリュウ、デイヴィスは16番手追走、17番手④キングストリート、⑫ネオサクセス最後方。
外回り3コーナーの下り坂に入り、シルポート単騎でマイペースに逃げ続け、トウショウフリーク単独2番手、リーチ3番手し、アポロンとフィフスペトル5番手、レーヴとグランプリは7番手まで進出。リアルはまだ中団の位置。4コーナーから直線に差し掛かり、シルポートがまだ先頭をキープ。ダノンシャークが最内から上昇し、コスモセンサーを捉えて2番手まで浮上。トーセンレーヴは馬群で苦しみ、エイシンアポロンが外に持ち出すも伸びてこない。残り100mを切り、シルポートとダノンシャークの差が徐々に詰まるも、シルポートそのまま押し切って先頭でゴール!ダノンシャークあと一歩及ばす2着…。

スタートから最後までトップで駆け抜けたシルポート、逃げ切り勝ちで2年連続でマイラーズカップを制しました。同レースの連覇はダイタクヘリオス以来史上3頭目の快挙です。前走の中山記念では大逃げを打ち、直線で失速しながらも2着と健闘。今回は単騎のマイペースで逃げ続け、ゴールまで先頭を譲りませんでした。シルポートはこれで重賞3勝目、GI馬3頭を破った事で安田記念の有力候補となるでしょう。
1番人気に推されていたトーセンレーヴは直線伸び切れず8着。5度目の重賞挑戦も初制覇ならず。グランプリボスは13着、エイシンアポロン14着、リアルインパクトは最下位の18着とGIホース馬はみんな2ケタ順位の惨敗。グランプリは京都コースが苦手、リアルはGIタイトルホルダーとは思えないような負けっぷりを喫してたけど、もしかしてケガとかしたのか?


東京メイン・第47回サンケイスポーツ賞フローラステークスは、5月20日のオークスを目指す18頭が出走。UAE(アラブ首長国連邦)首相であるシェイク・モハメド殿下が馬主の③ミッドサマーフェアを始め、ミモザ賞2着の⑩アイスフォーリス、デビュー2戦目で重賞に挑む⑬レッドマーキュリー、⑦ヘレナモルフォ、⑭ラシンティランテ、④ラスヴェンチュラス、⑰チェリーメドゥーサ、⑱セコンドピアットなどが参戦。3着まで与えられる優先出走権を手にしたのはどの馬か?
スタートで③ゴールデンナンバーが出遅れた以外は各馬綺麗に揃い、1コーナーポケットからの先行争いでヘレナモルフォが先頭に立ち、2番手にアイスフォーリス、3番手グループに⑯コスモアンドロメダと⑤ダイワデッセー。5番手にラスヴェンチュラス、人気のミッドサマーフェアは7番手追走。中団の8番手に①ターフデライト、9番手にレッドマーキュリー。10番手⑧チャーチクワイアと続き、スタートで後手を踏んだゴールデンナンバーは15番手。後方グループには、ラシンティランテ、チェリーメドゥーサ、⑱セコンドピアットしんがり追走。
先頭のモルフォは前半1000mを62秒台のスローペースで通過。フォーリス2番手は変わらず。ミッドサマーフェアは4コーナー手前で5番手。ヴェンチュラス馬群の中、マーキュリーはまだ中団待機。最後の直線に入り、アイスフォーリスがヘレナモルフォに接近し、間から⑨ウィングドウィールが並びかけるが、外からミッドサマーが追い上げ、残り200mで先頭に躍り出る。そこから一気に後続を引き離して1着でゴール。アイスフォーリスが2着に粘り、3着にはダイワデッセーが入りました。

3歳牝馬戦線にまた1頭期待の馬が現れました。1番人気に推されていたミッドサマーフェアが、直線で鮮やかに抜け出し、2着に2馬身半差をつける完勝で重賞初勝利。初めての2000mで見事な走りを見せ、オークスに名乗りを挙げました。ミッドサマーフェアに騎乗した蛯名正義騎手は、21日に右鎖骨の骨折から復帰し、復帰後初の重賞レースで勝利をおさめました。
このレースで優勝したミッドサマーフェア、2着のアイスフォーリス、3着のダイワデッセー(18番人気!)までがオークスの優先出走権を獲得。オークスには桜花賞馬のジェンティルドンナ、ヴィルシーナ、アイムユアーズ、サウンドオブハートといった強力なライバルが出走を予定。ミッドサマーフェアは強豪を抑えて牝馬の頂点に立てるでしょうか?


来週は春の古馬№1を決める「第145回天皇賞・春」が京都競馬場で行われます。阪神大賞典で衝撃の暴走&逸走を犯し、2着と敗れたオルフェーブルが、名誉挽回のために参戦。そのオルフェを破ったギュスターヴクライ、ジャガーメイル、マイネルキッツ、ヒルノダムールといった歴代の春天覇者、秋の天皇賞馬・トーセンジョーダン、他にもダービー&菊花賞2着のウインバリアシオン、ナムラクレセント、ローズキングダム、クレスコグランドなどが登録しています。3200mの超スタミナ勝負、オルフェーヴルがしっかりと折り合いをつけ、逸走しない事を願うばかりです。




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