日刊魔胃蹴

暑すぎてつらい。

2012日本シリーズ第5戦 巨人2ケタ得点の圧勝で3年ぶりの日本一に王手。

2012年11月02日 | Sports

プロ野球コナミ日本シリーズ2012・北海道日本ハムファイターズVS読売ジャイアンツは、第4戦を終えて2勝2敗のタイ。巨人が開幕2連勝を飾るも、日本ハムが札幌ドームに戻ってから逆襲ののろしを上げ、第3戦は稲葉選手のホームランなど7得点を挙げ快勝、第4戦は0-0で迎えた延長12回に飯山選手のサヨナラヒットが生まれて連勝し、対戦成績も五分に戻しました。
札幌ドームでの最後の一戦となる11月1日の第5戦は、日本ハム・吉川光夫、巨人・内海哲也が先発。どちらかが勝利すれば先に王手をかける重要な一戦を制したのは果たしてどっちだ?


第5戦のスタメン
 北海道日本ハム
1(中)陽 岱鋼
2(指)杉谷拳士
3(右)糸井嘉男
4(左)中田 翔
5(三)小谷野栄一
6(一)稲葉篤紀
7(遊)金子 誠
8(捕)鶴岡慎也
9(二)飯山裕志
 (投)吉川光夫
 
 巨人
1(右)長野久義
2(中)松本哲也
3(遊)坂本勇人
4(三)村田修一
5(左)矢野謙次
6(指)エドガー
7(一)ボウカー
8(二)寺内崇幸
9(捕)加藤 健

日ハムは小谷野と稲葉の打順を入れ替え、前夜のヒーロー・飯山が9番セカンドでスタメン入り。巨人は4番に村田を入れ、矢野が5番、エドガーが6番DH、第1戦で吉川から3ラン本塁打を放っているエドガーが2試合ぶりのスタメン入り。この日も阿部慎之助が欠場し、加藤がマスクを被りました。


1回は両チームとも無得点に終わりますが、2回に試合が動きます。巨人は先頭の矢野が投手強襲の内野安打で出塁すると、エドガー凡退で1死1塁の場面でボウカーが日ハム先発・吉川の4球目のシュートを捉え、ライトへの大きな当たりは巨人ファンが集まるライトスタンド一直線!ボウカーが今シリーズ2本目のホームランを放ち、巨人がまず2点を先制します。対する日ハムはその裏、4番・中田がレフト前ヒットを打ち、2本の内野ゴロの間に3塁まで進塁。2死3塁で金子が巨人先発・内海の変化球を弾き返し、右中間を破るタイムリー2塁打で1点を返します。
3回、巨人は長野のヒット、松本の犠打で1死2塁のチャンスに坂本がライト前ヒット。2塁から長野生還で1点を追加。なおも村田のヒットで1,3塁とチャンスを拡げ、矢野がきっちりとレフトへの犠牲フライを放って4点目。2死1塁となり、エドガーが左中間を破るタイムリー2塁打。1塁から村田が一気にホームインして更に1点加えて5点目。巨人はこの回3点を奪い、吉川をマウンドから引きずり降ろしました。4点差とされた日ハムはその裏、2死から杉谷が2塁打を放ち、糸井のセンター前タイムリーで1点を返し、3点差に詰め寄ります。この日の日ハムは取られたら取り返す。
4回、巨人無死1塁の場面で、バントの構えを見せていた加藤の顔面近くに日ハム2番手・多田野数人のストレートが襲いかかります。加藤は避けた後にうずくまり、球審の判定は死球。絶対当たっていないだろ!この判定に日ハム栗山監督が抗議に出るも覆らず、多田野は危険球で退場処分を受けてしまいました…。巨人はこの後1死満塁と追加点のチャンスに、坂本がセンターへの犠牲フライを放ち6点目。5回には2死2,3塁で加藤が日ハムファンの大ブーイング中、レフトオーバーの2点タイムリー2塁打を放ち、巨人が8-2と日ハムを突き放します。
3回まで3失点を喫していた巨人先発の内海は、中盤に調子を上げ、5回には初回以来の3者凡退に抑え、その後も走者を出しながらも日ハム打線の反撃を許さず。4回から8回まで得点を与えずにマウンドを降りました。
日ハムは8回から斎藤佑樹が5番手で登板しますが、9回に矢野と高橋の連続ヒット、代打・石井義人の四球で2死満塁とされ、途中出場・鈴木尚広にライト前タイムリーヒットを浴びて1点を失い、さらに松本のタイムリー内野安打でもう1失点喫します。巨人は満塁から2者連続タイムリーで2点を追加して10点目到達。何とか一矢を報いたい日ハムは、稲葉と大野奨太の連続ヒットで2死2,3塁とするも、代打のホフパワーが2塁ゴロに倒れて試合終了。巨人が10-2のワンサイドゲームで連敗を止め、3勝目を挙げて日本一に王手をかけました。



日本シリーズ 2012/11/01(木) 試合結果
日本ハム-巨 人 5回戦 (巨人3勝2敗、札幌ドーム、18:32、40579人)
G 023 120 002  10
F 011 000 000  2
【投手】
(巨)内海、西村-加藤、実松
(日)吉川、多田野、森内、モルケン、斎藤-鶴岡、大野
【責任投手】
(勝)内海2試合2勝
(敗)吉川2試合2敗
【本塁打】
(巨)ボウカー2号2ラン(2回、吉川)



勝てば日本一に大きく近づき、両チームにとって絶対に負けられない戦いとなった第5戦は、巨人打線が上手く繋がり、先発全員安打となる15安打・2ケタ10得点の猛攻で日ハムに圧勝しました。2回に先制の2号2ラン本塁打を打ったボウカー選手は、またしても吉川投手から一発を放ちました。まさに第1戦の再現を見るかのような一振り、「吉川キラー」といっても過言ではありません。先発起用されたエドガー選手も2安打1打点、阿部選手の代役・加藤捕手も2安打2打点とバッティングで結果を残しました。投げては内海投手は8回まで127球を投げ、7奪三振・3失点の粘りのピッチングで今シリーズ2勝目をマーク。これで巨人は3勝目を挙げ、3年ぶりの日本一にあと1勝と迫りました。もし巨人が優勝したら、MVPはボウカーか内海のどちらかでしょう。
一方、日本ハムは吉川投手がまたしても巨人打線につかまり、3回途中5失点でまたもノックアウト。この日は初回にストライクがなかなか入らない場面もあり、立ち上がりから苦しみました。8回から斎藤投手が初めて日本シリーズで投げましたが、9回に2失点を喫しほろ苦い結果に終わりました。野手陣では、稲葉選手が3安打の猛打賞、中田選手も内海投手から2安打のマルチヒット。糸井選手にもタイムリーヒットが生まれました。しかし、好調の小谷野選手、不振に喘ぐ陽岱鋼選手がともに無安打でした。
ところで、この試合では多田野投手が加藤捕手に対して危険球を投じたとして退場となるという出来事がありました。一応Youtubeで見てみると、顔面にボールが当たってませんでした。当たってないのに死球の判定が出るなんて信じられない、と言うかありえない。どこが危険球なんだ!?正直多田野投手がかわいそうだ。こんな酷い誤審は許されません。それに、加藤選手の痛がる仕草は大袈裟すぎます。野球でわざとらしいシミュレーション行為を見たのは初めてです。サッカーだったらイエローかレッドカードを貰っているでしょう。札幌で起こった「疑惑の危険球」は後々語られて行く事でしょう。年間王者を決める戦いで、これ以上の誤審が無い事を願います。
日本シリーズは今度の週末、再び東京ドームに舞台を移して行われます。3日の第6戦は、巨人が沢村拓一、日本ハムは武田勝が先発するでしょう。このまま巨人が日本一を決めるのか、それとも日ハムが逆王手をかけ最終戦まで持ち込むか?日本一を懸けた戦いもいよいよ大詰めです。






にほんブログ村 音楽ブログ パンク・ハードコアへ にほんブログ村 サッカーブログへ にほんブログ村 サッカーブログ 日本代表へ
にほんブログ村 野球ブログへ にほんブログ村 野球ブログ 福岡ソフトバンクホークスへ





  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする