1月21日・月曜日は、中山競馬場で「開催5日目の代替競馬」(14日に第4レースまでやった後、大雪のため5R以降中止)が行われました。メイン競走の第53回京成杯(GⅢ・芝2000m)は、明け3歳馬の12頭が出走。朝日杯フューチュリティステークス4着の①フラムドグロワール、ラジオNIKKEI杯2歳ステークス4着⑪アクションスター、ホープフルステークス2着のディープインパクト産駒③マイネルストラーノ、朝日杯6着⑨ノウレッジ、ハーツクライ産駒⑥フェイムゲーム、④ワンダーロード、⑫マイネルマエストロなどが参戦してきました。
スタンド前からのスタートで、フラムドグロワールが好スタートを切り、⑧クロスボウが少し遅れた。マエストロが大外から一気に上がって先手を取り、グロワールが2番手、マイネルストラーノとワンダーロードの2頭が並走し、ノウレッジ中団でゴール板通過。1,2コーナーから向正面に入り、マイネルマエストロが単独で逃げ、フラムドグロワールが2番手追走。3番手にストラーノ、4番手ワンダーロード、②ワールドレーヴが5番手、ノウレッジがその後ろの6番手。7番手⑤アポロソニック、8番手⑩ホワイトフリート、フェイムゲーム9番手。10番手に⑦ケイアイチョウサン、アクションスターが11番手、最後方にクロスボウという展開。
縦長のまま3コーナーをカーブし、先頭を行くマエストロは残り800mのところで少し引き離す。フラムドグロワールはまだ2番手キープ。ケイアイチョウサンが4番手まで進出し、フェイムゲームも外から進出しようとする。最後の直線に差し掛かり、マイネルマエストロがまだ逃げ粘るが、真ん中からチョウサン、外からフェイムゲーム、大外からアクションスターが追い上げる。残り200mでケイアイチョウサンがマエストロをかわして先頭に立つが、100mを切った辺りでフェイムゲームが差し、アクションスターの追撃を抑えて先頭でゴールイン。単勝7番人気だった伏兵・フェイムゲームが有力勢を破って重賞初制覇!
1週間遅れの京成杯は、先行していた馬達が最後の直線で失速し、中団より後ろにいた馬達が上位に入りました。勝ったフェイムゲームは道中9番手で進み、3コーナーあたりで外に持ち出し、最後で前の馬達を差し切りました。この馬は昨年12月16日の未勝利戦で初勝利を挙げ、今回は格上挑戦で初重賞初制覇を果たし、未勝利から2連勝をマーク。この勝利で相当自信がついたと思います。鞍上のベリー騎手は、前日のAJCCに続き、2日連続で重賞制覇を達成。前日は斜行で騎乗停止処分を受けましたが、この日は好騎乗を見せました。2着に入ったアクションスターは、ラスト3ハロン34.4秒の末脚で大外から追い込んだけど、クビ差で敗れました。2番人気だったマイネルマエストロは5着、3番人気ノウレッジは6着、1番人気だったフラムドグロワールは10着惨敗。上位陣は総崩れでした。
中山新春開催が終了し、26日からは東京競馬場に開催が移ります。27日は東京でダート重賞の根岸ステークス、京都競馬場では短距離重賞のシルクロードステークスが行われます。根岸Sには昨年のフェブラリーS覇者・テスタマッタ、ダノンカモン、ストローハット、ガンジス、タイセイシュバリエ、セイクリムズン、トシキャンディが登録。シルクロードSにはアイラブリリ、ダッシャーゴーゴー、ドリームバレンチノ、マジンプロスパー、スギノエンデバーなどが出走を予定しています。