日刊魔胃蹴

暑すぎてつらい。

ダービー馬・マカヒキ、凱旋門賞前哨戦で勝利!韓国でも日本馬がGⅠ制覇!

2016年09月12日 | 競馬

11日夜は、フランス・シャンティイ競馬場で凱旋門賞の前哨戦が相次いで行われ、3歳限定の重賞競走・ニエル賞(G2・芝2400m)には、日本のダービー馬・マカヒキが参戦しました。フランス遠征の初戦を勝って、凱旋門賞へ弾みをつけたのか?


このレースには、⑤マカヒキのほかにも、①ミッドターム(イギリス)、②ダラバド(フランス)、③ドーハドリーム(フランス)、④カルゾフ(フランス)が出走しました。
スタートでマカヒキが良いスタートを見せたのに対し、ダラバドとカルゾフが少し後手を踏む。襷コースに向かっての先行争いで、ミッドタームが先頭、2番手にドーハドリーム、その後ろの3番手にマカヒキがつける。4番手にダラバド、カルゾフが最後方。
向正面~3コーナーに差し掛かっても縦長の展開は変わらず、ミッドタームがまだ先頭。マカヒキは依然として前を行くミッドとドーハを見続けている。ゆったりとした流れで長い直線コースに差し掛かり、逃げるミッドタームを2番手のドーハドリームが迫り、外からマカヒキがドーハとミッドの2頭をまとめてかわしにかかる。ゴールまで残り200mを切り、ドーハ・ミッド・マカヒキの3頭が横一線となり、ゴール前でマカヒキが前に出て先頭ゴールイン!マカヒキが3番手から差し切り、ドーハドリーム、ミッドタームとの競り合いを制しました!

日本ダービー馬・マカヒキ、海外デビュー戦を見事に勝利!ダービー以来の実戦、初めてのシャンティイ競馬場、単勝1番人気のプレッシャーといろいろありましたが、しっかり結果を残しました。日本馬がニエル賞を勝利したのは、2013年のキズナに次いで2頭目となります。スタートから3番手をキープし、直線で外から前にいた2頭を差し切りました。「あれ?伸びないぞ」と思ったけど、勝ちきりましたねぇ~。陣営の話によると、ラスト100mで落鉄したみたいですが…。休み明けのレースで1着になったこともそうだけど、凱旋門賞と同じ舞台を経験できたのは、マカヒキにとってプラスになったと思います。

ニエル賞でマカヒキが勝利しましたが、フォワ賞(G2)はシルバーウェーヴ(フランス)が優勝。シルバーウェーブは、エイシンヒカリが制したイスパーン賞で3着のあと、サンクルー大賞典でGⅠ初勝利。今回は前走に続いての連勝です。もう1つの前哨戦・ヴェルメイユ賞(牝馬限定・G1)は、3歳馬のレフトハンドが優勝。この馬はフランスオークスで2着に入っています。
現地時間10日には、アイルランドのレパーズタウン競馬場で「アイリッシュチャンピオンステークス」が行われ、フランスダービー馬のアルマンザールが、昨年のBCターフを制したファウンド、昨年の凱旋門賞3着・ニューベイ、英国ダービー馬のハーザンドを破って優勝しました。アルマンザールはこれで4連勝です。
英国ブックメーカーによる凱旋門賞の最新オッズでは、ポストポンド(英国)が1番人気、アルマンザールが2番人気、3番人気がフランスの3歳牝馬・ラクレッソニエール、マカヒキは現時点で4番人気となっています。ポストポンドは現在6連勝中で、ラクレッソニエールはデビューから8戦全勝中です。マカヒキは凱旋門賞で厳しいレースを強いられるでしょう。





さて、同じ日には韓国で日本の馬がGⅠ競走で優勝を果たしたというニュースがありました。「第1回コリアカップ(ダート1800m・16頭立て)」で、日本から参戦したクリソライトが優勝し、クリノスターオーが2着に入り、日本勢がワンツーを独占しました。
レースはスタート直後から⑤ボルマウィックム(韓国)が先頭でレースを引っ張り、⑦クリノスターオーは2番手、③クリソライトは3番手を追走します。3コーナーあたりでクリスタとクリソが、先頭のボルマをかわすと、4コーナーを回ったところでクリソライトが先頭。最後の直線でクリソライトが突き放し、クリノスターオーに6馬身の大差をつけてフィニッシュ。クリノスターオーが2番手でゴールしたあと、韓国の⑬トリプルナインが3着に入りました。このレースには「韓国三冠馬」と言われている⑯パワーブレードも参戦しましたが、4着に終わっています。
「コリアカップ初代王者」となったクリソライトは、2013年のジャパンダートダービー以来となるGⅠ制覇。鞍上の藤井勘一郎騎手は、韓国をはじめ、オーストラリアやシンガポールなど、海外で活躍している日本人ジョッキー。過去には2012年のグランプリ競走(日本で言えば有馬記念or東京大賞典)で、外国人騎手として初の韓国GⅠ制覇を果たすと、2013年の韓国ダービーでも優勝しています。日本の中央競馬では全くお目にかからない騎手なので、一度JRAのレースで騎乗するところも見てみたいものです。
コリアカップを見て思ったのは、日本馬のレベルが高く、韓国馬はまだまだ力が足りないと思いました。思えば1981年にジャパンカップが創設されたときは、日本のトップホースが外国馬の前に完敗したんですよね。現在では日本の馬が海外GⅠで勝つ時代になりました。韓国競馬も日本や香港に追いつけるように頑張ってもらいたい。




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