クラブチームの世界一決定戦「Alibaba YunOS Auto プレゼンツ FIFAクラブワールドカップ ジャパン 2016」が8日に開幕。今年のクラブW杯は、欧州王者のレアル・マドリード(スペイン)が出場。世界的スーパースターであるクリスチアーノ・ロナウド選手のプレーが再び日本で見られます!日本からは、今季のJリーグ王者・鹿島アントラーズが出場。その鹿島は、横浜国際総合競技場(日産スタジアム)で行われた開幕戦で、オセアニア王者・オークランドシティ(ニュージーランド)と対戦しました。
両チームのスタメン
[鹿島アントラーズ]
GK 21 曽ヶ端準
DF 3 昌子源
DF 14 ファン・ソッコ
DF 16 山本脩斗
DF 22 西大伍
MF 6 永木亮太
MF 25 遠藤康
MF 40 小笠原満男
MF 10 柴崎岳
FW 8 土居聖真
FW 11 ファブリシオ
[オークランド・シティ]
GK 1 スビカライ
DF 3 岩田卓也
DF 5 ベルランガ
DF 9 ホワイト
DF 16 キム・デウク
MF 8 リエラ
MF 11 タバーノ
MF 14 ルイス
MF 17 モレイラ
FW 10 デフリース
FW 20 タデ
前半開始から鹿島がボールを支配し、前半6分にCKのこぼれ球を遠藤がミドルシュートを放つもGKにキャッチされる。16分にはファンソッコの縦パス→遠藤が抜け出すもオフサイドを取られる。前半17分、オークランドは左サイドでデフリースがクロス→ファーサイドのタデがボレーシュートを狙ったが、GK曽ヶ旗にキャッチされる。鹿島も25分、左サイドで柴崎がクロスを上げると、逆サイドでオークランドDF岩田がクリアミス→遠藤のシュートはGKに防がれた。
38分、オークランドはカウンターを仕掛けると、タデがペナルティエリア手前から左足を振り抜くも、シュートは鹿島DFに当たった後、ゴール右に外れる。40分、鹿島は中盤でパスを受けた土居がドリブルからシュートまで持ち込んだが、GKの正面。結局前半は0-0で折り返し。
後半に開始早々に試合が動きます。後半5分、オークランドは右サイドでFKを獲得し、タデのセンタリング→ゴール前でキムデウクのヘディングシュートが決まる。オークランドがセットプレーで先取点を奪います。
1点を追いかける鹿島は、後半9分にファブリシオを下げてFW赤崎秀平を投入。13分には右CKからDF山本が頭で合わせるも、左に流れてしまう。後半17分、キャプテン・小笠原を下げ、エース・金崎夢生を投入。すると後半22分、右サイドで細かくパスを繋ぎ、永木が遠藤とのワンツーから抜け出すと、ラストパスを受けた永木が右足でゴールに流し込み、鹿島が1-1の同点に追いつきます。
これで流れに乗った鹿島は、24分に再び赤崎がシュートを放ちますが、惜しくもゴール左に外れる。さらに1分後の25分、左サイドのクロスに赤崎が右足ボレーを狙ったが、左に外れてまたも勝ち越しならず。
1-1のまま終盤を迎え、90分終了で延長戦に入るかと思われた後半43分、鹿島は左サイドで山本がクロスを上げ、ファーサイドで土居が頭で折り返し、最後は金崎が頭で押し込んでゴール。エース・金崎が土壇場で勝ち越し点を奪い、鹿島が2-1と逆転。オークランドは後半44分にFKを得るも得点に繋がらず。アディショナルタイムの反撃を守りきった鹿島が、2-1で勝利しました。
クラブワールドカップの開幕戦は、開催国代表の鹿島アントラーズが、オークランドシティを下し、大会初勝利を挙げました。相手に先制点を奪われたときは、これはまずいなぁと思いましたが、赤崎選手と金崎選手の「交代組」がゴールを挙げました。石井正忠監督の采配がバッチリ決まりましたね。4日前のJリーグチャンピオンシップの決勝第2戦に続いての逆転勝ちを収めましたが、石井監督は「こういう形はよくない」と厳しめ。前半はシュートが少ない、後半は先制されてしまうという点を考えると、内容的には良いものではなかったと思います。それでも勝利したのはJリーグ王者の意地と言えるでしょう。
金崎選手は右足首捻挫の影響でベンチスタートでしたが、後半途中から出場し、後半43分に決勝点となるヘディングシュートを決めました。JリーグCSでは3試合で3得点を挙げて逆転優勝に大きく貢献。この日もゴールを挙げ、ここ4試合で4得点。右足首を痛めていながらも、なんだかんだでゴールを量産してますな。
苦戦しながらも初戦を突破した鹿島アントラーズは、11日の準々決勝(@市立吹田サッカースタジアム)で、アフリカ王者のマメロディ・サンダウンズ(南アフリカ)と対戦します。初戦から中2日での試合となりますが、準々決勝も突破できる事を期待したいと思います。