日刊魔胃蹴

暑すぎてつらい。

藤田菜七子が土日で連勝!通算31勝目でGⅠ騎乗が可能になった!

2018年06月17日 | 競馬

JRAの女性ジョッキー・藤田菜七子騎手が、今週末の2日続けて勝ち星を挙げ、今年9勝目。通算でも31勝となり、JRA・GⅠへの出走が可能となりました。



菜七子騎手は、16日の東京8R・サラ系3歳以上500万円以下(ダート・左 1400m 16頭立て)で、単勝2番人気の⑦スズカアーチストに騎乗。スタートで良い飛び出しを見せると、⑥エスシーハンコックの2番手を追走。3,4コーナーを回った時点でも2番手をキープ。直線コースに入り、ゴールまで残り400mのところでアーチストが先頭に立つと、後続を引き離しにかかる。後続から⑧ミンネザング、⑨タキオンレイ、⑩ヤマイチジャスティらが追い上げるが、スズカアーチストがそのまま押し切り1着でゴール。菜七子騎手はこの勝利で今季8勝目&通算30勝目(中央+地方の合計)となりました。

17日も東京で騎乗し、3Rの3歳未勝利戦(ダート・左 1600m 16頭立て)で、師匠・根本康広調教師が管理する⑮ベルクカッツェに騎乗しました。
スタート直後にクリストフ・ルメール騎手が乗る③シネマソングスが落馬する中、菜七子のベルクカッツェは中団より後ろの位置につける。3,4コーナー中間のところでは9番手あたりを追走。最後の直線で外から脚を伸ばし、前の馬達をまとめてかわす。残り200mを切り、②ニシノベイオウルフを抜いて先頭に躍り出ると、2番手以降を突き放してゴールイン。ベルクカッツェを初勝利に導いた藤田菜七子騎手、土曜日に続いての勝利を挙げました。


菜七子騎手が久しぶりに2日続けての勝利を飾りましたね。中央では通算29勝ですが、JRA所属馬で勝利した地方競馬での2勝を合わせて、GⅠ騎乗条件の31勝に到達。JRA所属の女性騎手としては史上初の快挙となります。2年連続の年間10勝まであと1勝、牧原由貴子さんのJRA通算34勝まであと5勝に迫りました。
菜七子騎手に31勝目をもたらしたベルクカッツェは、新馬戦では16着と大敗。ダート転向後は3着4回、2着1回と、あと少しの差で初勝利を逃し続けてきました。今年1月には菜七子騎手とのコンビで2着。ここ2戦は戸崎圭太騎手が騎乗しましたが、2戦とも3着。11戦目の今回、3馬身半差の圧勝で念願の初勝利を手にしました。根本調教師も自らの管理馬が未勝利から脱出してホッとされたんじゃないかと思います。
GⅠ騎乗条件をクリアし、今年中にもGⅠ参戦の可能性もあるけど、今の実力ではデビューはまだ早い気がします。年間勝利数を更新するか、重賞レースで勝ってからGⅠデビューしてほしい。いつかは日本人女性騎手初のGⅠ勝利が見たい!

内川復活アーチ&デスパイネ2戦連発!広島に連勝し、交流戦勝ち越し決定。

2018年06月17日 | HAWKS

福岡ヤフオクドームで広島東洋カープと戦っている福岡ソフトバンクホークス。16日はキャプテンの内川聖一選手が1軍に合流。左膝を痛めて1か月近く離脱していましたが、ようやく復帰することができました。内川選手が復帰し、チームも昨年の勢いを取り戻せるといいのですが。16日の試合は、ソフトバンク・バンデンハークVS広島・ジョンソンの外国人同士の投げ合いで始まりました。



両チームのスタメン
  ソフトバンク       広島
1(二)川島慶三    (遊)田中広輔
2(左)中村晃     (二)菊池涼介
3(一)内川聖一    (中)丸佳浩
4(右)柳田悠岐    (右)鈴木誠也
5(指)デスパイネ   (一)松山竜平
6(中)上林誠知    (指)新井貴浩
7(三)松田宣浩    (三)西川龍馬
8(捕)市川友也    (左)野間峻祥
9(遊)川瀬晃     (捕)石原慶幸
 (投)バンデンハーク (投)ジョンソン



ホークス先発のバンデンハークは、1回に先頭打者にヒットを許すと、続く菊池に死球を与える。無死1,2塁で丸を2塁ゴロに打ち取ったかに見えたが、2塁手・川島が後逸。タイムリーエラーで先制点を与えます。この後、1死満塁とピンチが続いたが、新井と西川を三振に退け、初回のピンチを1点に抑えました。
3回、バンデンハークが菊池と丸を抑えて2死を取りますが、広島4番・鈴木にストレートを狙われ、左中間ホームランテラスへのソロ本塁打を浴びて2点目を失います。
2点を追うホークスは、4回に柳田がセンター前ヒットで出塁し、デスパイネの内野ゴロで2塁に進む。2死2塁で上林に打席が回るも、遊撃ゴロに倒れて得点なし。5回には松田の死球、市川の犠打で再び得点圏に走者を置くも、後続が凡退。5回まで終わり、ジョンソンの前に得点できません。
6回、バンデンハークが四球の走者を出しながらも無失点に抑えたその裏、ホークスは中村のヒット、内川と柳田の連続四球で無死満塁のチャンス。満塁ホームランで逆転の場面で、デスパイネがセンターへの犠牲フライを放って1点を返す。なおもランナーが2人いたが、上林が投手ゴロ併殺打に打ち取られ、ホークスの反撃は1点止まり。
7回、ホークスは1死走者なしから市川が広島2番手・今村からレフト前ヒット。続く川瀬がセーフティバントを見せ、3塁線に転がし、川瀬は1塁セーフ。内野安打で1,2塁のチャンスを作り、川島のところで長谷川勇也が代打で登場。長谷川は今村の2球目を捉え、ライト前にタイムリーヒット!3連打で2-2の同点に追いつく。なおも1,3塁で中村が5球目を打ち上げ、ライトへの犠牲フライ。3塁走者が生還し、3-2とホークスが逆転。2死1塁となり、内川が初球を狙い撃ち!レフトへ舞い上がった打球は、ホームランテラスへ!内川の快心の2ラン本塁打!ホークスは7回に4点を奪い、5-2としました。
8回、2番手の加治屋蓮が連打を浴びて2人の走者を背負ったが、なんとか無失点に抑える。その裏、先頭のデスパイネが広島3番手・中田廉の3球目をフルスイング!レフトへの大飛球はスタンド上段へ…。デスパイネの特大アーチで6-2と突き放す。2点差をひっくり返したホークス、広島に連勝しました。



交流戦 2018年6月17日(土)
ソフトバンクVS広島 2回戦 ヤフオク
(ソフトバンク2勝 ◇観衆38,530人)
広|101 000 000|2
ソ|000 001 41X|6
[勝]バンデンハーク 11試合 5勝5敗
[敗]今村 23試合 2勝1敗
[本]鈴木 8号
   内川 4号、 デスパイネ 14号


広島との2戦目は、バンデンハーク投手が序盤に2点を失い、打線も5回まで0点に抑えられて劣勢に立たされていましたが、6回に1点を返し、7回に長谷川選手の同点打&内川選手の本塁打などで逆転しました。その前の川瀬選手のバントヒットで流れが大きく変わりましたね。広島に連勝したホークスは、4カードぶりの勝ち越し。交流戦も16試合終えて10勝6敗となり、交流戦勝ち越し決定です。とりあえず良かったかな。広島の方は今季ワーストの5連敗。
先発のバンデンハーク投手は、7回まで103球を投げ、被安打3・9奪三振・2四球・1死球・2失点。味方のエラーで先制点を与えた後に満塁とされるも最少失点で切り抜け、3回に2点目を失いましたが、中盤以降は立ち直りました。7回で降板した後に味方が逆転し、バンデンハーク投手に5つ目の白星がつきました。
8安打を記録した打線は、1軍復帰の内川選手が2安打2打点。最初の打席でセンター前ヒットを放ち、7回の第4打席では今村投手の初球を捉え、レフトへ2ラン本塁打。打った直後にはガッツポーズが飛び出しました。代打で登場した長谷川選手も、甘いフォークを捉えて同点タイムリー。この一打が、長谷川選手にとって今季初めてのヒットです。内川&長谷川のベテラン2人の復活は頼もしいですね。2試合連続アーチのデスパイネ選手も、反撃の犠牲フライ&ホームランで2打点を挙げております。日曜日の試合も勝って、広島を3タテしちゃってください。