日刊魔胃蹴

暑すぎてつらい。

令和最初の夏競馬フィナーレ!新潟記念は金子馬のワンツー!小倉2歳Sはマイネルグリットが3連勝を決める!

2019年09月01日 | 競馬


令和最初の夏競馬もついにフィナーレ。9月1日は小倉競馬場は「小倉2歳ステークス」が行われました。新潟競馬場ではサマー2000シリーズの最終戦・新潟記念。昨年はブラストワンピースが勝ち、その後に有馬記念を制しました。今年も新潟から秋に飛躍する馬が出てくるのか?



第39回小倉2歳ステークス(GⅢ・芝1200m 14頭立て)は、小倉新馬戦で4馬身の圧勝を飾った⑦カイルアコナ、リアルインパクト産駒③ラウダシオン、アイルランド生まれの外国産馬⑤トリプルエース、⑩マイネルグリット,⑬ゼンノジャスタ,④ヒメサマ,⑧ホープホワイトの「フェニックス賞組」、②テーオーマルクスなどが参戦しました。
スタート後の先行争いで、テーオーマルクスが先に前を行く⑫カリニートをかわして先頭に立ち、⑥ヒバリが2番手に上がり、カイルアコナ3番手。4番手ヒメサマ、内側5番手①ローランダー、外側6番手ホープホワイト、マイネルグリットが7番手を追走。中団グループには⑨シゲルミズガメザ,カリニート,ゼンノジャスタの3頭が並んでいる。11番手トリプルエース、12番手ラウダシオン、13番手⑭ミントティー、⑪グランドデュークが最後方。
3,4コーナー中間地点で、先頭争いはマルクスとヒバリの2頭が並んでいたが、4コーナー手前でマルクスが前に出て、ヒバリ後退。3番手からアコナ、さらにはグリットも接近。ホープとゼンジャスが外に持ち出し、トリプルとラウダシはまだ後方の位置。
直線コースでテーオーマルクスが突き放しにかかるが、内からヒメサマ、外からカイルアコナ,マイネルグリット,ゼンノジャスタが追い込む。さらに馬群の中からトリプルエースとカリニートも上がって来る。残り100mでグリットとトリプルがマルクスをかわし、2頭の叩き合いからグリットが先にゴール!ゴール前抜け出したマイネルグリットが優勢でした。

重馬場の中で行われた小倉2歳ステークスは、3番人気のマイネルグリットが接戦を制しました。トリプルエースはクビ差の2着、3着には大外から追い上げたラウダシオンが入りました。ラウダシオンの鞍上・武豊騎手はこのレースの3連覇がかかっていましたが…。1番人気に支持されたカイルアコナは5着まで。スタートから先行を続けたテーオーマルクスは6着に終わっています。
マイネルグリットは栗東・吉田直弘厩舎に所属し、父・スクリーンヒーロー、母・マイネショコラーデの間に生まれました。デビュー戦は1600mを使って1着、2戦目のフェニックス賞も勝利。2戦とも和田竜二騎手が乗っていましたが、3戦目の今回は国分優作騎手が騎乗し、無傷の3連勝を達成しました。国分優作騎手は2015年の函館スプリントステークス以来の重賞制覇です。
デビューから負け知らずだし、道悪に強い。それにマイル戦でも結果を出している。12月の朝日杯フューチュリティステークスでも優勝争いしてくるかもしれません。




第55回農林水産省賞典新潟記念(GⅢ・芝2000m 18頭立て)は、エプソムカップで重賞初勝利を挙げた⑨レイエンダ、菊花賞3着⑦ユーキャンスマイル、小倉記念2着⑥カデナ、ディープインパクト×アパパネの良血馬⑤ジナンボー、3連勝中の上がり馬⑩カヴァル、前走むらさき賞を勝っている④フランツ、新潟巧者②アクート、左回りが得意な③ダイワキャグニー、藤田菜七子騎手が鞍上⑰ゴールドサーベラス、さらには⑧クリンチャー、⑯センテリュオなどが参戦。
2コーナー奥ポケットのスタートで⑪クラウンディバイダが好ダッシュを見せるが、⑭ブラックスピネルが先手を奪う。3番手クリンチャー、4番手センテリュオ、5番手ジナンボーと続き、6番手グループには①サトノキングダム,ダイワキャグニー,レイエンダ,サトノワルキューレの4頭が固まっている。中団勢ではフランツ,⑬ケントオー,⑱ダッシングブレイズの3頭が並ぶ。ユーキャンスマイルは13番手、14番手にゴールドサーベラス。15,16番手の位置にアクートとカヴァルが並走し、17番手⑫ショウナンバッハ、最後方にカデナが追走する。
外回り3コーナーを回り、ブラスピがレースを引っ張り、クリンチャーが2番手に上がり、ディバイダ3番手。4番手集団からレイエンダ,ジナンボー,センテ、キャグニーが接近。中団馬群にはフランツとユーキャンがいて、カヴァルはまだ後方。
新潟名物の長い直線コースでの攻防で、ブラスピがまだ先頭キープ。後続からはサトキン、ユーキャン、ジナンボー、クリンチャーが追撃。大外からはカデナとワルキューレが脚を伸ばす。レイエンダはなかなか抜け出せない。残り200mで内に入ったユーキャンがブラスピを捕らえ、外からジナンボーが2番手に浮上。ゴール前でユーキャンとジナンボーが並び、最後はほとんど同体でゴール!同じ金子真人ホールディングスの勝負服2頭の争いを制したのは一体どちらか?



夏の新潟を締めくくる一戦も接戦となりましたが、2番人気のユーキャンスマイルがジナンボーに競り勝ちました。6番人気だったジナンボーはクビ差惜敗。ジナンボーは次戦以降も楽しみで、そのうち重賞も勝つでしょう。ユーキャンはキングカメハメハ産駒で、ジナンボーはディープインパクト産駒。この夏に天国へ旅立った種牡馬の仔がワンツーフィニッシュを決めました。
3着には大外猛追のカデナが入っております。スタートから果敢に逃げたブラックスピネルは4着、33番人気のフランツは5着。1番人気だったレイエンダは、直線まったく伸びず10着と惨敗。エプソムカップでようやく覚醒したかと思ったんですがね~。
勝ったユーキャンスマイルは、今年2月のダイヤモンドステークスに続く重賞2勝目。昨年の菊花賞から3000m以上の長距離戦を使い続け、この日は春の天皇賞から約4か月の休み明け。大幅な距離短縮で結果を出したことで、秋の天皇賞またはジャパンカップでの好走が楽しみになりそうです。











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