日刊魔胃蹴

暑すぎてつらい。

星野JAPAN、準決勝で韓国に逆転負け 陸上では男子400mリレーで日本が銅メダル!

2008年08月23日 | Sports

北京五輪15日目、野球日本代表が準決勝で韓国とリベンジマッチ、陸上では男子400mリレー決勝で日本がメダル獲得に挑戦しました。


予選リーグは4勝3敗の4位通過で準決勝に進出した星野JAPAN。勝てばメダル確定となる試合で予選1位の韓国と対戦。予選では9回に岩瀬が炎上して5-3で逆転負けを喫しています。準決勝の先発は杉内俊哉が登板しました。
1回、日本は先頭の西岡剛が内野安打のあと韓国の1塁手・イ・スンヨプと接触して走塁妨害で2塁に進塁します。この後1死1,3塁で新井貴浩が投手ゴロ。2塁フォースアウトとなりますが、1塁はセーフ。併殺崩れの間に日本が先制します。3回、1死から西岡が四球を選んで出塁すると、荒木雅博の犠打で2塁、韓国先発・キム・グァンヒョンの暴投で3塁まで進み、青木宣親がレフト前タイムリーを放って1点追加して2-0とします。先発の杉内はその裏、韓国打線を3者凡退に抑える上々の滑り出しを見せると、2回には2死から四球で走者を出しましたが、後続を打ち取ってこの回も無失点。3回も四球の走者を出しますが、イ・ジョンウクを1塁ライナー併殺打に打ち取って無失点。3回まで無安打の好投が続きます。
日本2点リードで迎えた4回、韓国は先頭のイ・ヨンギュがレフト前ヒット、日本左翼手・佐藤隆彦が後逸する間にヨンギュは2塁まで進みます。続くキム・ヒョンスもレフト前ヒットで無死1,3塁。イ・スンヨプが併殺打の間に3塁走者が生還し1点を返します。2死となりましたが、キム・ドンジュがセンター前ヒットを放ったところで、日本は杉内に代えて川上憲伸が2番手で登板。川上は最初の打者を四球で歩かせますが、続くコ・ヨンミンを直球で見逃し三振に仕留め、韓国の反撃を1点に食い止めました。
このあと試合は、続投の川上が5回を3者凡退に抑え、6回には成瀬善久が韓国上位打線を無失点に抑えます。打線の方は5回に西岡がこの試合2本目となるレフト前ヒット、6回には青木がレフト前ヒットを放ちますが、何れも得点に絡むことができず。キム・グァンヒョンの前に追加点が奪えません。日本1点リードのまま終盤の7回に突入します。
7回、日本は4番手に藤川球児が登板。先頭のキム・ドンジュを空振り三振に仕留めますが、四球とヒットで1死1,2塁となります。カン・ミンホを空振り三振に仕留めて2死となりますが、続く代打イ・ジンヨンにライト前に弾き返され、2塁走者が生還して同点に追いつかれてしまいます。8回、5番手に岩瀬仁紀が登板。その岩瀬は先頭のイ・ヨンギュにレフト前ヒットを許しますが、キム・ヒョンスを三振に仕留めて1死。ここで迎える打者は韓国の4番で不振のイ・スンヨプ。カウント2-1、岩瀬が投じた5球目のストレートをライトへ。打球は大きく伸びてスタンドイン。岩瀬が韓国の主砲に一発を浴びて逆転されてしまいました。逆転された日本は、6番手・涌井秀章も韓国打線につかまります。2死1塁からコ・ヨンミンをレフトフライに打ち取ったかと思いきや、レフト・佐藤が落球してしまい1点を追加されます。さらにカン・ミンホにセンターオーバーの2塁打で1点を追加され、この回4失点奪われ2ー6と態勢はほぼ決しました。
9回、日本は韓国2番手・ユン・ソクミンの前に3者凡退に終わり試合終了。6-2で韓国が決勝進出。悲願の金メダルを目指した日本は準決勝敗退で3位決定戦に回ることになりました。
正直最悪だし残念です。またも岩瀬が打たれてしまいました。岩瀬の失投も敗因だけど、星野監督の継投ミスが最大の敗因だと思います。7回に藤川が登板→8回に岩瀬は大間違いです。7回は田中or和田にまかせて、藤川は8回に登板すればOKでした。あと、G.G.だか佐藤隆彦が2つのエラーを犯したということも挙げられそうです。4回に試合の流れを変えたかもしれない後逸、8回には試合を決定づけてしまった落球がありました。コヨンミンのレフトへの当たり、普通なら獲れていそうなんだけどねえ。帰国したら守備の強化をしたほうがいいんじゃないですか。
次は3位決定戦でアメリカと対戦する星野JAPAN。どうせ3位決定戦でも負けてメダル無しに終わると思います。韓国戦の敗戦のショックを切り替えるのは簡単に出来ないでしょう。もし獲れたら凄いけどな。仮に獲ったとしても「終わり良くても全然ダメ」って感じです。とりあえず3位決定戦は応援せず、見ないことにします。ヘッ。


陸上は男子400mリレーの決勝が行われました。予選では男女ともリレーミスが相次ぎ、女子では優勝候補のアメリカが失格、フランスも途中棄権し16チーム中5チームが記録無し。男子はタイソン・ゲイ率いるアメリカがまさかのバトンミス、イギリス、ナイジェリアも失格に終わり、女子より多い6チームが記録無しという成績に終わりました。フランスも全体10位で決勝進出ならず。予選第1組で登場した日本は2位で通過、全体3位で決勝進出を果たしました。メダルがかかる決勝戦、日本はメダル獲得なるか?
全体トップのトリニダード・トバゴは4レーン、ウサイン・ボルト&アサファ・パウエルの2枚看板を持つジャマイカは5レーン、日本は7レーンで決勝に臨みました。第1走者・塚原直貴が好スタートを切ると、最初のリレーゾーンで第2走者の末続慎吾にバトンパス。上手くつながると、末続はジャマイカ、トバゴに負けないような走りで第3走者・高平慎士にパス。ジャマイカの第3走者で登場したボルトが異次元のような走りでライバルを圧倒、高平はボルトを追いかけるような感じでアンカーの朝原宣治へ繋ぐ!ジャマイカのアンカー、パウエルがライバルを大きく引き離して圧勝でゴールイン!朝原はゴール手前までブラジル、トバゴと2位争いをしましたが、トバゴが2位、朝原は3着でゴールイン!ジャマイカは37秒10の世界新記録!そして日本は38秒15のタイムで銅メダル獲得!!
陸上日本代表が遂にやってくれました!男子400mリレーで銅メダル獲得、リレー種目としてはもちろん初のメダルという快挙。五輪でのトラック種目でメダルを獲得したのは男女通じて80年ぶり、男子では初の偉業だそうです。決勝ではアメリカ、イギリスがいなかったのが大きかったけど、末続さん達が朝原さんに有終の美を飾ってあげたいという気持ちで一丸になったんじゃないかと思います。トラック種目でメダルは獲れないだろうと思ったけど、メダル獲得の瞬間が見れて本当に嬉しいです!選手の皆さん、カッコよくて最高でした!朝原選手、最後の五輪でメダル獲得、ハッピーエンドな形で現役を終えて良かったですね。みんなの夢を叶えてくれてありがとうございました。
ボルト選手はこの北京五輪で3冠達成、しかも全て世界新記録を更新しました。リレーではジャマイカの強さと速さを見せつけての圧勝劇。3位・日本とは1秒以上の差がつきました。ボルトは3走目で登場し、抜け出した時点で勝負が決まり、パウエルにバトンパスした後もゴールまで走っていました。高平選手も必死について行ったんですが、やはりボルトには勝てませんわ。アメリカに代わってジャマイカが短距離王国に、ボルトとジャマイカの黄金時代の始まりを告げるようなレースでした。

残すところあと2日となった北京五輪。23日は男子サッカーの決勝戦・アルゼンチンVSナイジェリア、野球決勝・韓国VSキューバが行われます。男子サッカーはアルゼンチンのメッシにゴールが生まれるかどうかですね。シンクロナイズドスイミングではチームのフリールーティンがあります。テクニカルでは中国を下回る4位とある意味ピンチです。フリーでは逆転してメダル獲得できることを信じています。



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