12月4日に中京競馬場でダートGⅠ競走のる第17回チャンピオンズカップが行われますが、直前になって残念なニュースが続出しました。2度目のチャンピオンズカップを目指すホッコータルマエが出走を回避し、そのまま現役引退を発表。さらにはタガノトネールが調教中に骨折して予後不良となりました…。
ホッコータルマエは29日の調教後に左前脚の跛行を発症。30日に予定されていた最終追い切りを取り止めました。管理する西浦勝一調教師は、この日の会見で「骨には以上は無かったけど、大事を取って年内の出走を断念して、引退することにした」と述べました。タルマエは既に年内限りで引退し、来年春から種牡馬となることが決まっていました。12月29日に予定されていた大井競馬場での引退式も未定に。本来ならば東京大賞典後に引退式を執り行うはずでしたが…。
ホッコータルマエは2012年にデビューし、その年のレパードステークスで重賞初制覇。2013年にはかしわ記念でダートGⅠ初勝利を挙げると、帝王賞、JBCクラシック、東京大賞典も制し、この年ダートGⅠ4勝を挙げました。2014年にはチャンピオンズカップでJRA・GⅠ制覇を果たし、今年1月の川崎記念で日本競馬史上初のGⅠ競走10勝の偉業を達成。ドバイワールドカップにも3度挑戦し、2015年には5着と健闘しました。
全盛期だった2013年~14年の活躍ぶりは本当に凄いもので、GⅠレースで勝ちまくってましたねえ。ラストランとなった前走のJBCクラシックでは、アウォーディーと競り合い、2着に敗れたけど「負けてなお強し」というを印象を受けました。今年のドバイ後は、帝王賞4着→南部杯3着→JBC2着と着順を上げていて、もしかするとチャンピオンズか東京大賞典で11個目のGⅠタイトルを取っちゃうんじゃないかと思いました。通算成績で39戦17勝。GⅠ競走10勝はレジェンド級の記録だと思います。種牡馬としての活躍を心から期待したいです。
タルマエの電撃引退発表と同じ日に、タガノトネールが栗東トレセンでの調教中に右第3中手骨開放骨折を発症。そのまま安楽死処分と診断されました。
タガノトネールは2012年12月の2歳新馬戦でデビュー勝ちを収めると、2015年8月に佐賀競馬場の交流重賞・サマーチャンピオンで重賞初制覇。今月2日に東京競馬場で行われた武蔵野ステークスでは、1分33秒8のコースレコードを叩き出して重賞2勝目を飾りました。通算成績38戦8勝。
この馬は短距離路線で活躍し、通算8勝のうち、1200~1400mで6勝。前走は8番人気を覆しての快勝でチャンピオンズカップの優先出走権を獲得、満を持してのGⅠ挑戦でしたが、不慮の事故で他界…。あまりにもかわいそうすぎる。トネールの関係者の人たちも、さぞかし辛いことでしょう。
出走予定馬のアクシデントが続発し、レース前から波乱の様相を呈してる今年のチャンピオンズカップ。競馬で不穏な空気を感じるのは、生まれて初めてかもしれない。当日は何も起きず、全馬無事に完走してほしい。
ホッコータルマエは29日の調教後に左前脚の跛行を発症。30日に予定されていた最終追い切りを取り止めました。管理する西浦勝一調教師は、この日の会見で「骨には以上は無かったけど、大事を取って年内の出走を断念して、引退することにした」と述べました。タルマエは既に年内限りで引退し、来年春から種牡馬となることが決まっていました。12月29日に予定されていた大井競馬場での引退式も未定に。本来ならば東京大賞典後に引退式を執り行うはずでしたが…。
ホッコータルマエは2012年にデビューし、その年のレパードステークスで重賞初制覇。2013年にはかしわ記念でダートGⅠ初勝利を挙げると、帝王賞、JBCクラシック、東京大賞典も制し、この年ダートGⅠ4勝を挙げました。2014年にはチャンピオンズカップでJRA・GⅠ制覇を果たし、今年1月の川崎記念で日本競馬史上初のGⅠ競走10勝の偉業を達成。ドバイワールドカップにも3度挑戦し、2015年には5着と健闘しました。
全盛期だった2013年~14年の活躍ぶりは本当に凄いもので、GⅠレースで勝ちまくってましたねえ。ラストランとなった前走のJBCクラシックでは、アウォーディーと競り合い、2着に敗れたけど「負けてなお強し」というを印象を受けました。今年のドバイ後は、帝王賞4着→南部杯3着→JBC2着と着順を上げていて、もしかするとチャンピオンズか東京大賞典で11個目のGⅠタイトルを取っちゃうんじゃないかと思いました。通算成績で39戦17勝。GⅠ競走10勝はレジェンド級の記録だと思います。種牡馬としての活躍を心から期待したいです。
タルマエの電撃引退発表と同じ日に、タガノトネールが栗東トレセンでの調教中に右第3中手骨開放骨折を発症。そのまま安楽死処分と診断されました。
タガノトネールは2012年12月の2歳新馬戦でデビュー勝ちを収めると、2015年8月に佐賀競馬場の交流重賞・サマーチャンピオンで重賞初制覇。今月2日に東京競馬場で行われた武蔵野ステークスでは、1分33秒8のコースレコードを叩き出して重賞2勝目を飾りました。通算成績38戦8勝。
この馬は短距離路線で活躍し、通算8勝のうち、1200~1400mで6勝。前走は8番人気を覆しての快勝でチャンピオンズカップの優先出走権を獲得、満を持してのGⅠ挑戦でしたが、不慮の事故で他界…。あまりにもかわいそうすぎる。トネールの関係者の人たちも、さぞかし辛いことでしょう。
出走予定馬のアクシデントが続発し、レース前から波乱の様相を呈してる今年のチャンピオンズカップ。競馬で不穏な空気を感じるのは、生まれて初めてかもしれない。当日は何も起きず、全馬無事に完走してほしい。