3日連続開催の中日である10日は、京都競馬場で明け3歳馬の最初の重賞競走・第50回日刊スポーツ賞シンザン記念(GⅡ・芝1600m 18頭立て)が行われました。2000mの未勝利戦で6馬身差の圧勝劇を演じた⑩ピースマインド、⑨ラルクと⑦銃エラーの牝馬2頭、ブラックエンブレムの子②アストラエンブレム、他にも⑱ショウナンアヴィド、③レオナルド、⑤レインボーラインなどが参戦しました。
単勝上位人気は、1番人気ピースマインド(3.6倍)、2番人気ジュエラー(4.1倍)、アストラエンブレムが3番人気(4.6倍)。4番人気のラルク(6.4倍)までが10倍以下でした。
ややばらついたスタートで始まったこのレース、好スタートを切った⑭シゲルノコギリザメが先手を取ったかと思いきや、ピースマインド・④キングライオンも先行集団に加わる。その後ろの4,5番手には⑧ロジクライと⑪ファインニードルが追走し、6~8番手集団には①メイショウシャチと⑬クリノシャンボール、真ん中に⑫ノーブルマーズがいる。中団の9,10番手にアストラエンブレムとレインボーライン、中団より後ろのグループにはジュエラー・ラルク・⑮ダンツエンペラー・⑰ドゥーカの4頭が控え、レオナルド15番手、後方はショウナンアヴィド、⑯ツーエムレジェンド、⑧スナークスカイと続く。
外回り3コーナーに差し掛かったところで、ノコギリザメが集団から抜け出し、後続を引き離す。ピースは2番手、ニードルが3番手に浮上し、ドゥーカも好位進出。4番手集団にはロジクライとアストラ、外からアヴィドがポジションを上げる。ジュエラーとラルクはまだ馬群の中。
4コーナーから最後の直線コースに入り、ロジクライとアストラエンブレム、大外のドゥーカが逃げるシゲルノコギリザメを捕らえにかかる。逆にピースマインドはズルズル後退。ゴール残り100mで、ロジクライ接近し、ノコギリザメが必死に食い下がり、大外からジュエラーが襲いかかるが、ゴール前でロジクライが抜け出してゴールイン!ジュエラーは追撃も届かず2着まで…。
シンザン記念 全着順&払戻金
1着⑥ロジクライ 1分34秒1
2着⑦ジュエラー クビ
3着⑭シゲルノコギリザメ クビ
4着②アストラエンブレム ハナ
5着③レオナルド 1馬身1/4
6着⑤レインボーライン 1/2馬身
7着⑫ノーブルマーズ クビ
8着⑰ドゥーカ 3/4馬身
9着⑱ショウナンアヴィド ハナ
10着⑪ファインニードル 3/4馬身
11着④キングライオン 3/4馬身
12着⑯ツーエムレジェンド クビ
13着⑨ラルク 3/4馬身
14着⑩ピースマインド 2馬身1/2
15着⑧スナークスカイ 1馬身
16着①メイショウシャチ 1/2馬身
17着⑮ダンツエンペラー 5馬身
18着⑬クリノシャンボール 大差
単勝 ⑥ 2,250円
複勝 ⑥ 480円 ⑦ 200円 ⑭ 1,240円
枠連 [3]-[4] 2,500円
馬連 ⑥-⑦ 5,360円
馬単 ⑥-⑦ 13,060円
ワイド ⑥-⑦ 1,620円 ⑥-⑭ 11,070円 ⑦-⑭ 5,120円
3連複 ⑥-⑦-⑭ 95,730円
3連単 ⑥-⑦-⑭ 671,850円
50回目の節目を迎えたシンザン記念は、ゴール前での混戦の末、ロジクライが制しました。この馬は単勝8番人気の伏兵でした。2着の2番人気・ジュエラーは後方からもの凄く脚を伸ばしましたが、クビ差及ばず。3着に入ったシゲルノコギリザメは12番人気。伏兵2頭が上位に入り、3連単で67万円の高配当がつきました。3番人気のアストラエンブレムは4着、4番人気・ラルクは見せ場無く13着。1番人気のピースマインドは道中2番手を追走しながらも、直線で失速して14着に沈みました。マイルが合わなかったとはいえ、負け方が酷すぎやしませんか?これではクラシックで通用しないぞ。
重賞初勝利のロジクライは、新馬戦で3着の後、3走目の未勝利戦で初勝利を挙げ、5戦目の今回は初めて重賞競走に挑みましたが、見事に結果を残しました。通算成績も5戦2勝です。鞍上の浜中俊騎手は、シンザン記念4勝目。過去にはレッドデイヴィス、ミッキーアイルとのコンビで勝ってます。ちなみに、武豊騎手が同レース最多の7勝をマークしていますが、浜中騎手は2番目に勝ち星を挙げています。
成人の日の11日は、中山競馬場で3歳牝馬の重賞競走「第32回フェアリーステークス」があり、⑪シーブリーズラブ、⑫リセエンヌ、⑭アルジャンテ、③コパノマリーン、⑬クードラパンなどが出走します。