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暑すぎてつらい。

第90回全国高校サッカー決勝戦 市立船橋が和泉主将の2得点で5度目の日本一!

2012年01月10日 | soccer

第90回全国高校サッカー選手権大会の決勝戦が9日、東京・国立競技場で行われました。今年の決勝は市立船橋VS四日市中央工業という伝統校同士の対決。市立船橋は5度目の選手権優勝を狙います。対する四中工は、田村翔太と浅野拓磨の2年生コンビがともに6得点で得点ランクでトップに並んでいます。5試合で18得点の攻撃力で市船の堅守を破り、20年ぶりの優勝&初の単独Vなるか?4174校の頂点を決める戦いは、ロスタイムにドラマが起こり、延長戦までもつれ込みました。


両チームのスタメン
[市立船橋]
GK 1 積田景介(3年)
DF 2 米塚雅浩(3年)
DF 3 種岡岐将(2年)
DF 4 小出悠太(2年)
DF 5 鈴木潤(3年)
DF 12 松丸龍(3年)
DF 23 渡辺健斗(2年)
MF 8 杉山丈一郎(3年)
FW 9 岩渕諒(3年)
FW 10 和泉竜司(3年)
FW 11 菅野将輝(3年)

四日市中央工
GK 21 中村研吾(1年)
DF 2 坂圭祐(1年)
DF 3 西脇崇司(3年)
DF 13 藤山智史(2年)
DF 15 川本将太郎(2年)
MF 7 松尾和樹(2年)
MF 8 寺尾俊祐(3年)
MF 9 田村翔太(2年)
MF 18 田村大樹(2年)
MF 25 生川雄大(3年)
FW 16 浅野拓磨(2年)
市船は準決勝でスタメン入りした池辺征史に代えて菅野、磐瀬剛に代えて杉山が先発出場。一方の四中工は、キャプテンの国吉祐介が出場停止。代わりに生川が先発に起用されました。


決勝戦は試合開始していきなり動き始めます。開始1分、四中工は右CKを獲得し、田村大がセンタリング→西脇が頭で落とし、田村翔のシュートは市船GK・積田にセーブされるが、こぼれ球を浅野が右足で押し込んでゴール!四中工早くも1点先制!浅野は6試合連続ゴール&今大会7得点目で、得点ランキング単独トップ!
立ち上がりに先制点を許した市立船橋は、15分に米塚がドリブルで右サイドを突破し、グラウンダーのクロスに和泉が詰めるも相手にクリアされ、続く右CKを岩渕が飛び込むも合わせられず。前半24分には小出が左サイドでドリブルを見せ、クロスを入れるも、四中工DFの前にクリアされます。その後も市船の攻撃を四中工が守り切り、前半は四日市中央が1点リードで折り返します。
後半も市船の猛反撃が続き、後半6分に菅野→岩渕→米塚が飛び込むもダメ。14分にも菅野のスルーパスからチャンスを掴むも、得点に結びつかず。四中工は22分、川本が右サイドでクロス→浅野が飛び込むも、市船のGK・積田が防いで追加点を与えず。後半29分、市船は中央にいた杉山がドリブルで上がると、岩淵が右足シュートを放ったが、わずかにゴール左に逸れて同点ならず。
後半30分以降、市船の怒涛の反撃を四中工が粘りの守りで凌ぎ、四中工悲願の単独優勝まであと少し。後半43分、市船の右サイドからのFKを岩渕が頭で合わせるが、四中工GK・中村がファインセーブ!1-0のままアディショナルタイムを迎えた46分、市立船橋は右CKを獲得し、杉山センタリング→ゴール前で混戦となり、最後は和泉が押し込んでゴール!後半終了間際に市立船橋が同点に追い付いた!試合は1-1のまま90分が終了。
延長戦に入り、流れが市船に傾く中で迎えた延長前半4分、四中工・浅野がペナルティエリア手前の位置からミドルループシュートを狙ったが、市船GK・積田がパンチング。積田も負けじとビッグセーブを見せた!そして延長後半5分、市船はカウンターから途中出場の宇都宮勇士が縦パスを出し、パスを受けた和泉がエリア内でDFをかわし、右足を振り抜きゴール!またしてもキャプテンがここ一番で決め、市立船橋が勝ち越し!試合はこのままタイムアップし、2-1で市立船橋が勝利し、5度目の高校日本一となりました。


伝統校同士の決勝戦は白熱の試合となり、四中工が開始1分のゴールを守り切り、このまま逃げ切って終わるのかと思われましたが、市立船橋が後半終了直前に試合を振り出しに戻すと、延長後半にキャプテン・和泉選手のゴールで逆転勝利。諦めずに攻め続けたことがロスタイムの奇跡とその後の大逆転劇を生んだんじゃないかと思います。市立船橋は7年ぶり5度目の選手権優勝。千葉県勢の優勝は第86回大会の流通経済大学付属柏高校以来4年ぶりとなります。
キャプテンとして優勝に大きく貢献した和泉選手は、この試合2得点と大活躍。後半ロスタイムに混戦から押し込み、チームの敗戦の危機を救うと、延長後半5分には右足を豪快に振り抜いて決勝ゴールを叩き出しました。延長戦で勝負強さを発揮する辺りはさすがエースでもあり、キャプテンだな~と思いました。
和泉選手の出身地は、実は三重・四日市だそうで、地元である四中工に進むのと思いきや、市船を選びました。決勝の大舞台で地元の学校と対戦するなんて運命を感じますね。
四日市中央工は後半44分まで1点をリードしていたんですが、悪夢のような逆転負けで単独優勝の悲願は叶いませんでした。出場停止で出られなかったキャプテンの国吉選手は、同点とされた瞬間に呆然としていました、先制点を奪った浅野選手は6試合で7点を挙げて大会得点王に輝きました。1,2年生主体のチームで決勝まで来れたのは正直凄いです。次回大会こそは単独優勝の夢が叶うといいですね。
第90回全国高校サッカー選手権は、市立船橋の優勝で幕を閉じました。決勝戦後に発表される優秀選手には市船からは積田選手ら6人、四中工からは浅野選手と田村翔太選手ら6人が選出されました。他にもかつてサンフレッチェ広島に在籍していた風間八宏さんの父・風間宏矢選手(清水市商)、宮市亮選手の弟・宮市剛選手(中京大中京)も選ばれました。
Jリーグで柏レイソルが優勝、市船が高校サッカー制覇と千葉県のサッカーは盛り上がってますね。これからの日本サッカー界は千葉が中心となるのでしょうか?それに比べて埼玉は、高校生がイマイチ、浦和レッズと大宮アルディージャがJ1で下位に低迷と冬の時代が続いています。千葉に追い付くのは時間かかりそうだ…。


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