ゲーム理論トレーニング
逢沢 明 著
いつもの市立図書館で借りてきた一冊です。
ゲームの理論についてわかりやすく解説されていて読みやすい本です。
本誌の裏表紙にはこう書いてあります。
本書を読んで
あなたの頭が勝負頭脳に切り換われば、
自然と戦略思考が身につきます。
そして、相手がいるゲームで勝つことができます。
勝つことができるのですから、
相手に負けることはなくなります。
負けず嫌いな私としては何とかマスターしたいと思って、じっくりと読みました。
その結果はともかく、1か所だけですが、数学的に間違っている部分があったので、指摘しておきます。
それは本書101ページにある、「問3-5 ギャンブルの方針」です。
そこにはこう書かれてありました。
みなさん、どこが間違いかわかりますでしょうか?
直観的におかしいぞと思われた方は、数学のセンスがあります。
ギャンブルの確率は、賭け方では変わりません。
正解は、「このかけ方で正しい」です。
その理由を説明します。
本書では二回のギャンブルをやって、説明しています。
しかしその組み合わせが問題です。
「勝ちと負けを交互に繰り返した場合」
で計算していますが、こうならないのは明白ですね。
2回のギャンブルをすると、その勝ち負けの組み合わせは4通りです。
確率はそのすべてを含めて計算しなければいけません。
本書に書いてある通り、「勝ちの後負け」と「負けの後勝ち」では、それぞれ1パーセント不利です。
しかしもう二通りの場合が同じ確率で起こります。
つまり、「勝ちの後勝ち」と「負けの後負け」という場合ですね。
計算をすると、前者では21パーセントの利益、後者では19パーセントの損になります。
つまり合計すると2パーセントの利益ですから、4種類を合わせるとプラスマイナスゼロというわけです。
不正のない平等なギャンブルでは、賭け方によって確率が替わることはありません。
逢沢 明 著
いつもの市立図書館で借りてきた一冊です。
ゲームの理論についてわかりやすく解説されていて読みやすい本です。
本誌の裏表紙にはこう書いてあります。
本書を読んで
あなたの頭が勝負頭脳に切り換われば、
自然と戦略思考が身につきます。
そして、相手がいるゲームで勝つことができます。
勝つことができるのですから、
相手に負けることはなくなります。
負けず嫌いな私としては何とかマスターしたいと思って、じっくりと読みました。
その結果はともかく、1か所だけですが、数学的に間違っている部分があったので、指摘しておきます。
それは本書101ページにある、「問3-5 ギャンブルの方針」です。
そこにはこう書かれてありました。
みなさん、どこが間違いかわかりますでしょうか?
直観的におかしいぞと思われた方は、数学のセンスがあります。
ギャンブルの確率は、賭け方では変わりません。
正解は、「このかけ方で正しい」です。
その理由を説明します。
本書では二回のギャンブルをやって、説明しています。
しかしその組み合わせが問題です。
「勝ちと負けを交互に繰り返した場合」
で計算していますが、こうならないのは明白ですね。
2回のギャンブルをすると、その勝ち負けの組み合わせは4通りです。
確率はそのすべてを含めて計算しなければいけません。
本書に書いてある通り、「勝ちの後負け」と「負けの後勝ち」では、それぞれ1パーセント不利です。
しかしもう二通りの場合が同じ確率で起こります。
つまり、「勝ちの後勝ち」と「負けの後負け」という場合ですね。
計算をすると、前者では21パーセントの利益、後者では19パーセントの損になります。
つまり合計すると2パーセントの利益ですから、4種類を合わせるとプラスマイナスゼロというわけです。
不正のない平等なギャンブルでは、賭け方によって確率が替わることはありません。