そば茶や楽亭@見瀬
今日のランチは珍しいお店に行きました。
以前からメモしていたお店ですが、何しろ変わっているんですね。
お店の名前は「そば茶屋楽亭」さんです。
名前の通りにお蕎麦屋さんなら問題は無いんですが、これが少し違うようですね。
金曜日の午前11時すぎ、まずは見瀬にあるお店にやってきました。
もちろん私は初めて入ることになります。
お店は古風な作りで、老舗感がありますね。
青い看板には、「手打ちそば」と書いてあります。
しかし驚くことに正面の看板には大きく「日本そばは出来ません」と書いてあります。
お蕎麦ができない亭打ちそばのお店がこの楽亭さんです。
まずはお店に入りましょう。
中には誰もおらず私が一番乗りでした。
声を掛けるとおばあさんが出てきて、どこでもお好きな席にと言ってくれました。
席はすべて小上がりで、靴を脱いで二人掛けの席に上がります。
お冷やにおしぼりが出て、メニューを渡されます。
そのメニューに書かれているのはすべて「そうめん」でした。
こちらのお店は静岡では珍しい、「そうめん」の専門店なんですね。
お値段はお手頃でしたが、うっかり写真を撮るのを忘れてしまいました。
私が注文したのは「カレー南そうめん(730円)」です。
注文を受けておばちゃんが奥に戻りました。
おばちゃんは恒例のせいか大きなカートを頼りに物を運んでいます。
思ったよりも時間が掛からずに私のカレー南そうめんが出てきました。
これは珍しい形のそうめんですね。
上には民芸風のお玉が乗っていました。
具には玉ねぎにネギ、そして人参が使われていて、豚のコマ切れ肉も多めに入っています。
そのままでもしっかり辛いですが、私は辛めが好きなのでさらに一味唐辛子を掛けていただきました。
そうめんは普通に腰のあるものでした。
持ち上げてみるとあんかけのカレールーによく絡みますね。
食べ始めてみるとこれは独特のカレー南蛮ですね。
お蕎麦屋さんのカレーそばは出汁が効いているのが特徴ですが、このカレーそうめんも同じです。
きちんといい出汁がスパーシーナカレーに奥深さを与えています。
そしてこのカレーも良いですね。
きちんと辛さがあって、汗が出て来るカレーです。
しかもあんかけで熱々なので、ふうふういいながらそうめんをすすります。
カレーそうめんってどうなるのか少し心配しましたが、これは美味しいです。
田舎風のお店でいただくカレーそうめんはくせになりそうですね。
私の後からもう一人お客さんが入ってきました。
中年男性の一人客でしたが、注文は「田舎の好みを大盛りで」ということです。
内容を聞いていたのでたぶん初めての方だと思いますが、なかなか度胸が据わってるな。
なおメニューは最初に渡して、注文が済むと回収されます。
私はふうふう言いながらも何とかそうめんを完食しました。
これ、意外に後味も良いですね。
最後にお冷やをぐっと一息で飲み干してお会計です。
そうめんは冷たいものもできますが、冬場はやはりにゅうめんが良いですね。
では、ごちそうさまでした。